私の経験がだれかの役に立つ: My experiences help someone

私が経験したこと、知ったことをつづり発信します。だれかにとって有益な情報になればとの思いを込めて。

パスポートは公文書

以前スイス旅行に行った時のこと。

私と母で添乗員付きツアーに参加していた。その日の行先はユングフラウヨッホ。登山電車で到着すると、1時間ほどの自由時間となる。その自由時間の前に、添乗員さんが集合場所と時間、そしていくつかの注意事項を話してくれた。

 

  • 高山病になるおそれがある。絶対に走らないこと。集合時間に遅れそうでも、慌てないこと。
  • もし気分が悪くなったらその場で休むこと。甘い物は高山病対策になるのでチョコレートなどはお勧め。
  • 記念スタンプはあらかじめ配られたスタンプ帳に押すと思うが、間違ってパスポートに押さないこと。パスポートは公文書なので、間違って記念スタンプを押したら無効となる。

私は最後の注意事項に驚いた。確かにスタンプ帳とパスポートがサイズ的に似ていて、間違えそうではあった。もし間違えたらパスポートが無効になる・・・それを聞いてぞっとした。私はそれまでパスポートが公文書という自覚がなかった。メモ帳とは思っていないが、とは言えうっかりスタンプを押したりしてもなんとかなる気がしてしまう。

しかし絶対にダメらしい。

その添乗員さんは、かつてそこでパスポートに押してしまった外国人(自分のツアー客ではない)を見た。押す前に気付いたら注意していたが、運悪く注意しようと思ったときは遅く、間に合わなかったという。

 

とにかくパスポートには手を加えないこと。これ重要。

 

意外と知らない人多いんじゃないかと思って書きました。

ベターホームの様子

私はベターホームに2年半通って5つのコースを受講しました。私自身のベターホームでの経験をご紹介します。通うか検討している方の参考になればと思います。

なお、ABCクッキングスタジオで体験講習をしたこともあるので、こちらも併せてご紹介します。

 

まずはじめに断っておくと、ベターホームとABCクッキングスタジオのどちらがいいとは言い切れません。どちらが自分に合うかが判断基準になると思います。

まずは、自分が料理教室に通うことの目的や理由を明確にしてみてください。

  • 料理の基本を身に付けたい
  • 料理の腕を上げたい
  • 友だちを作りたい
  • 何か趣味を作りたい
  • 婚活の一環
  • たまには健康的な食事をしたい
  • 気分転換
  • 暇つぶし

私自身は料理の基本を身に付けるという目的で通い始めましたが、周りには気分転換とか婚活の一環として通っている人もいました。

目的が明確になったら、どんな風に通いたいかイメージしてみてください。そこから作りたいメニュー、場所、頻度、教室の設備や先生の様子、どんな風に習いたいかなどを考えてみてください。

自分の希望がある程度見えていたら続きを読んでください。

 

ベターホームの仕様

  • 頻度 : 1コース月1回を(基本的に)12か月
  • 生徒数: 1クラス最大32名
  • 講師数: 1クラス講師1名、助手1名、マネージャ1名の3人体制
  • 流れ : 先生のデモンストレーション前半(説明しながら実践)→生徒の実習→先生のデモンストレーション後半→生徒の実習→会食
  • 進め方: 生徒は4人1グループで協力しながら調理する
  • 日程 : 通う日時は基本的には固定(第2土曜日の10:00~など)
  • 変更 : 他のクラスに空きがあればクラスの変更は可能
  • 振替 : 都合がつかず、受講できなかった月は翌年、翌々年まで振替可能
  • 講師 : 先生は一番若くて35歳、私が教わった先生の中には60歳を超えているかもしれない方も。全体的に先生の年齢は高め。
  • 生徒層: コースによって異なる。初心者コースは20代から30代前半、上級コースは年齢層が上がる。

ベターホームの授業は、家庭科の授業に似ています。

まず始めに挨拶があり、先生が前半のデモンストレーションを行います。このとき生徒全員は先生の近くに椅子を持って行って座り、先生のやり方を見ながら説明を聞きます。ここで質問する生徒はほとんどいません。

前半のデモンストレーションが終わると、先生の声掛けとともに生徒は自分のテーブルに移動して実習を始めます。

班ごとにテーブルがあり、同じ班のひとと協力しながらその日のメニューを作ります。ですから、最初から最後まで自分一人で作るということは不可能です。例えば豚汁を作るとき、私がニンジンを切っている間にほかの人がゴボウを、また別の人が大根を切ることになります。

不明な点があれば生徒同士声を掛け合います。それでも解決しない場合は先生に質問します。指導してくれる方は講師を含めて3名いますので、質問したいときはすぐに先生を捕まえることができます。

すべての班が前半の作業を終えると、簡単なお知らせがあります(新しい本の紹介だったり、この時期のおすすめ食材だったり、営業目的の内容もありますが、聞き流せばOKです)。

次に後半のデモンストレーションにうつります。生徒は再び椅子を持って前に集まります。先生の手際はよく、説明はわかりやすいです。先生の作業が見えるように上に鏡がありますので、少し離れて座っても見やすいです。

後半のデモンストレーションが終わったら後半の実習に移ります。

終わった班から会食です。

会食中に先生が各テーブルを回るので、質問したいことはその場で質問できます。

班のひとが食べ終わったらみんなで片付けて終了です。

メニューやコースによりますが、1回大体2時間半です。

 

私が思うベターホームのいい点

先生方が主婦のプロ

メニューは一般的なもので、めずらしい食材やこだわりの調味料を使うのではなく、基本的なもの、スーパーで買えるものでできます。

それらを基本的な調理器具を使って調理します。先生方は庶民的な感覚を持っていますので、余った食材をどのように保存して、どんな料理に使うかなども教えてくれます。

入会費や受講料が安い

入会費は3,240円で永年有効です。受講料はコースによって異なりますが。6回で25,000円前後です。

振替ができる

自分が本来出席すべき回に行けなくても振替が可能です。曜日や時間を変えられますし、校舎間の変更も可能です。例えば通常は銀座校に通っている方が、振替先を渋谷校にできます。

コースが豊富

和食、洋食&中華、など、料理ごとにコースが異なります。また、基礎だけではなくステップアップコースもあります。粉からつくるブランチ、野菜をおいしく食べる会など、こだわりのコースもあります。

 

 

ベターホームの特徴(人によってはデメリットに感じるかも)

最初から最後まで一人で作るわけではありません。ですから、教室で実習した後に自宅で復習しないと身に付きません。自分がすべての作業をしたわけではないので、早いうち復習しないと忘れてしまいます。

受講者と講師は、あくまで先生と生徒という関係です。友達のように仲良くわいわい実習する雰囲気はありません。受講者同士は適宜声を掛け合って協力しますが、先生と生徒は友達のような接し方ではありません。

振替はできますが、コースや地域によっては振替先が少ないです。例えば、開催数が多い和食基本技術の場合、ひと月で何度も開催されていますので、振替先の候補が多いです。また、首都圏にお住いの場合、銀座、渋谷、池袋、横浜、大宮、千葉など、振替先の候補が複数ありますが、中部地方の場合は名古屋校しかりません。また、開催数が少ないコースは振替候補が少ないです。土日は混んでいますので、教室が開催されても満席で振り替えられないこともあります。

 

 ABCクッキングスタジオとの比較

私はABCクッキングスタジオは、体験しかしたことがないのですが、生徒4人に一人の先生がつきます。二人一組で作業したり、ひとりずつ作業したりします。ベターホームのように先生のデモンストレーションと生徒の実習が分かれていません。先生が説明しながら生徒は横で進めていきます。先生方がベターホームより全体的に若いので、主婦のプロというより知り合いのお姉さんに教わっている、または友人に教わっているような感じです。隣について教えてくれるので、質問しやすいです。先生+生徒4名の合計5人は和気あいあい、友人のような感じになります。

校舎数はベターホームに比べて圧倒的に多いです。ガラス張りで外から見える造りになっていて、全体的にオシャレな雰囲気です。レシピなどもカラフルでかわいらしいファイルが提供されるようで、料理を楽しむ雰囲気作りがあります。

入会金、受講料ともにベターホームより高いです。コース数は少なめで、基礎コースの中に和食、洋食、中華が含まれています。

 

送別の品

昨年の話になるが、私は10年勤めた会社を退職した。理由は夫の海外赴任だ。

ありがたいことに、職場の上司も同僚も、みな私を温かく見送ってくれた。転職ではないし、私が結婚したばかりなのはみんな知っていたから、「夫婦は一緒にいたほうがいいよ」というようなコメントともに、迷惑がる顔ひとつせずに送り出してくれた。

辞める前は、複数の送別会を開催していただいた。同じ部のメンバーは最もお世話になった仲間で、彼ら・彼女らから送別の品をいただくこととなった。送別会および送別品の用意を取り仕切ってくれている幹事さん(私より10歳以上年上の男性)は、私の性格を知ってか知らずか、何が欲しいかを尋ねてくれた。つまり、サプライズで勝手に用意するのではなく、私の欲しいものを用意しようと考えてくれた。ありがたいことに大体の予算も知らせてくれた。私は、プレゼントは欲しいものを欲しい。これは常日頃から思っていることだ。だからサプライズではなく、何が欲しいかを尋ねてくれたことは、本当にありがたかった。

と言いながらも、尋ねられた時は即答できなかった。予算は1万円だったのだが、欲しいものが思いつかないのだ。その理由の一つは、私の海外移住だった。これから夫との新生活が始まる私にとって、新しい家電は欲しいもののひとつだった。特にブレンダー(食材を混ぜたりつぶしたりする調理器具)が魅力的だったが、これは電圧の問題で移住先では使えない。海外の電圧に対応しているものはほんの少しあるが、それらは日本の電圧では使えないから、海外から帰任になったとき使えなくなってしまう。そんなことを考えると、何をリクエストするかとても悩んでしまった。

選べる立場でありながら思いつくものがなく、思わずネットで検索してしまった。

  • ポーチ
  • バスグッズ(入浴剤やアロマグッズ)
  • 高級紅茶
  • 高級菓子(チョコレートなど)
  • 高級文房具
  • ハンドクリーム
  • 電動歯ブラシ

どの記事も得意気に「喜ばれるプレゼント!」などと書いているが、私にとって魅力的なものは一つもなかった。よくこんな的外れな記事を自信満々に書けるな、と批判したほど、私としてはもらってうれしくないものの一覧だった。

花をもらって喜ばない女性はいないと書かれていたけれど、私は使えるモノがいい。花は好きだけど、1万円の花束やプリザーブドフラワーより、実用的なものがうれしい。

高級紅茶なんて味がわからないし、おもてなしするような客人もいない。夫は味にこだわらないひとなので、一緒に飲んでもテンションは上がらないだろう。

高級菓子は、一瞬はうれしいけど当時の私は一人暮らし(夫はすでに赴任していた)だったから、たくさんいただいても食べきれない。それにひとりで食べてもおいしくない。

ハンドクリームはいただくことが多いもののベスト3に入ると思う。友達からお土産として、何かのお礼としてもらうことが多く、未使用のストックが6本以上あった。しかも私は毎日ハンドクリームをつかうわけではないので、というかほとんど使わないので減らない。

バスグッズもいらない。入浴剤はそもそも好きじゃないし、こだわりのボディクリームなんてもらってもボディクリームを塗る習慣がないから使わない。シャンプーやコンディショナー、ボディソープは日常的に使っているが、これまた私の髪や身体に合わなければすぐに使わなくなる。

そんなことを考えると、ネット上で紹介されている「喜ばれるプレゼント」はどれも「欲しい」ものではなかった。

ペアグラスが欲しかったが、これから海外に引っ越しをする私にとって、割れることなく移住先に届くのかという不安があった。だからお願いできなかった。

また、SK-Ⅱのフェイスパックも欲しかったが、消耗品なので避けた。使ったらすぐになくなってしまうから。10年お世話になった職場の仲間からいただく品は、長く大切に使えるものが欲しかった。

そんなわけで私の送別品選びについて、私自身が相当悩むこととなった。電気を使わないもので、壊れる恐れが少なく、消耗しないもの・・・ずいぶん悩んだ結果、私が幹事さんにお願いしたのは、ジェラートピケのルームウェアだ。パーカーが嫌いなのでワンピースタイプのモコモコした服と、レギンスのセットをお願いした。

 

これらは、私にとっては「自分では高くて買えないけど、もらうとうれしいもの」だった。色までしっかり指定して幹事さんに伝えた。

 

私にとっては、ジェラートピケの服は本当にうれしかったが、これがみなに通用するプレゼントとは思えない。くつろぐためのルームウェアを着るたびに前の職場を思い出すのは、嫌がる人もいるだろう。

 

自分がいただく立場となって思ったのは、ネットの情報は全然あてにならないということ。自信満々で書かれていても、私には全然ひびかなかった。プレゼントするなら、相手をしっかり観察して判断するか、相手に欲しいものを尋ねるのが一番だとあらためて思った。

 

大阪きじ本店監修 お好み焼粉

昨日ひさしぶりに実家でお好み焼きを作った。いつもは日清の「お好み焼粉」を使っている。

日清 お好み焼粉 | 日清フーズ お好み焼粉/たこ焼粉/チヂミ粉 | 日清製粉グループ

しかし昨日は私の思い付きで、同じ日清の「大阪きじ本店監修 お好み焼粉」というのを使った。

日清 大阪きじ本店監修 お好み焼粉 | 日清フーズ お好み焼粉/たこ焼粉/チヂミ粉 | 日清製粉グループ

そしたらいつもよりふっくら、厚みがあるお好み焼きが出来上がった。

通常のものだと、ホットプレートの上に生地を注いだ瞬間に、野菜の間から生地だけがダラーっと広がってしまう。そしてお好み焼きの外側のみ野菜を含まずパンケーキのようになる。

しかし、今回使った大阪きじ本店監修のお好み焼粉を使うと、この現象が起きなかった。野菜と生地がしっかりまとまっていて、ダラーっとならない。おかげでずいぶん厚みのあるお好み焼きとなったのだけど、私は厚みがある方が好きなので、よかった。

今後は後者のお好み焼粉を使おうと思う。

ディズニーリゾートを効率よく楽しむ方法

たいそうなタイトルをつけました。

ディズニーリゾートの効率アップ方法なんてネット上に山のようにあるので今更でね。ファストパスの効率よい取り方とか、この時間はこのアトラクションが混むなどの情報はあります。

ネットでは見かけないけど、私は有益だと思っている方法がひとつだけあるのでここに書いておきます。

 

食事の時間をずらす

 

これだけです。12時過ぎにランチ、18時前後にディナーという人が多いです。これに対してずらしていきます。当日の朝、朝ごはんを抜くか、本当に軽く食べるだけにします。そして10:30頃にランチを食べます。この時間だと長蛇の列ということはありません。平日などの空いている日ならまったく並ばずに入れます。

事前予約しておけば、さらにいいですね。

そしてこの方法の最大のメリットは、レストランを出たころに多くの人がレストランに向かうので、アトラクションがすく、ということです。食べてエネルギー補給したころにパーク内が少しすいている・・・これほど動きやすいことはないです。

この時間にランチをすると当然ディナーも早まります。16:00頃にレストランに向かってサクッと食べれば夜まで楽しめます。

夫の愚痴か、義両親の愚痴か

結婚前から、私は義実家との関係に非常に慎重だった。世間で一般的に言われる嫁姑の関係というのはよく耳にしていたし、実母と父方の祖母の関係が良くなかったことから、嫁姑問題は私にとって身近なものだった。

私の夫は3歳年下で、学歴は私よりよかった。私はお世辞にも美人とは言えない容姿だ。そして大抵の親にとって、息子はかわいいものだ。だから、夫の両親が「我が家のできのいい息子が、年上の不美人に目をつけられた」と思ってもおかしくないと思っていた。そんなわけで、夫(当時の彼氏)が私を両親に紹介することになったとき、私はとてつもなく緊張していた。夫は「そんなに緊張しなくても、うちの両親は大丈夫だから」と何度も繰り返したが、「あなたの大丈夫を信用できないのよ、そりゃあなたにとってはいい両親でしょうけど、彼らが私をどう思うかわからないでしょ!!」と心の中で強く反発していた。

ところが会ってみると、私を品定めするでもなく、本当に和やかな時間を過ごすことになった。温かく私を迎えてくれた。世間で言われているような嫁姑問題とか、義実家との関わりが面倒くさい問題には、私はまったく遭遇していない。それどころか、結婚によって居心地のいい場所が一つ増えて、私はうれしい。まだ結婚して短いからこれから問題が生じるのかもしれないが、すくなくとも今の時点では義実家に不満はひとつもない。むしろ感謝しかない。

私の周りの友人と話すと、ふたつのタイプに分かれている。夫の実家について不満があるひとと、夫に不満があるひとだ。

友人Aは会うたびに夫の愚痴を言う。愚痴の内容はよく耳にするもので、休日に家事をしようとしないとか、無駄遣いをするとかだ。しかし義実家の愚痴はまったく出てこない。尋ねると「よくしてくれてるよ~」と言うだけ。

友人Bも義実家に不満はない。Bは夫にもあまり不満がないタイプだが、愚痴るとすれば夫の愚痴であり、義実家の愚痴は出てこない。よくしてもらっているという。

私もA、B同様に、義実家に不満はない。本当によくしてもらってると思う。しかし夫に対する不満や不安は多少あり、友達にそれを話すこともある。聞き手にとっては夫の愚痴と映ることだろう。

一方、友人Cは夫には何も不満がないという。むしろ、私なんかと生活してくれて彼は疲れないのかな、と思うことさえあるらしい。夫は仕事熱心で、勉強家でもある。そして子育てにも協力的だ。さらに穏やかでどっしり構えていてくれるから、何かあったときに頼りになる。しかし義実家には不満がある。結婚式の準備の時点からいろいろと面倒なことがあり、義実家を好きになれない。できるだけかかわりたくないし、距離を置いている。

友人Dも夫には不満がない。家庭的で子どもの面倒をよく見てくれる。出産前は家事をよくしてくれていた。Dの職場が遠いこともあり、Dの夫の方が早く帰ることが多く、夕食はほとんど夫が作ってくれていたという。さらに掃除もマメにやるし、無駄遣いをしない。計画的に貯金して早いうちにマンションを購入した。頼りになる夫で、夫に任せれば間違いがないから安心だという。しかし義実家には不満がある。とくに姑は嫌いだという。姑は何かと理由をつけては呼び出したり一緒に出掛けようと言ってくる。友人にもらったからとお菓子などをくれるけど、そのあといちいちお礼のメールをしないと不機嫌になるし、自慢話も多くて疲れる。距離を置きたいが、向こうが常に声をかけてくるため、なかなか距離を置けないと愚痴る。

 

夫の愚痴か、義両親の愚痴か。

 

どちらにも不満がない人もいるだろうけど、私の周りはどちらかに不満を持ち、どちらかには満足しているひとがほとんどだ。

ひとはどこかで苦労し、どこかで恵まれているのかなと思う。

代官山にある美容院、Praha

私は代官山にあるヘアサロンPrahaに、開店当時から通っている。担当は店長の大川さん。

 

Hair Salon Praha

 

私の髪は、彼に切ってもらい始めてから他の誰も触っていない。ここ17年ほどは私の髪を扱うのは大川さんのみだ。今も彼に切ってもらっているし、ほかの人にやってもらうことは考えられない。

なぜ私が大川さんをこんなに信頼しているかというと、彼に切ってもらった後は期待通りか、期待以上の結果を得られるからだ。彼に出会うまでの私は、美容院の帰りに満足いく結果を得られる確率は3割程度だった。5割は、期待通りではないけどまあいいかという程度、残りの2割はこれを望んでいたわけではない、という結果だった。

そんな私が初めて大川さんに出会ったのは高校生のころ。初めてのカットで期待以上の結果が得られたため、大川さんのファンになった。学生にとっては安くない料金だったが、大川さん以外に切ってもらうことはかんがえられなくて、今もずっと彼に切ってもらっている。

 

 

 

出会いは私が高校生の時だった。当時ロックバンドGLAYのファンだった私は、GLAYのスタイリストが経営する美容院が原宿にあると聞いて、その美容院を覗いた。その美容院は裏原(裏原宿)と呼ばれる場所にあった。表参道を原宿駅から表参道駅に向かう途中、神宮前交差点を過ぎて(当時)ウェンディーズがある角を左に入る。数十メートル進むと右手には地下に進む階段がある。その階段を下りた奥に、Fats Berryはあった。ある日、私は友達とともにそこに向かった。髪を切るためではない、覗くためだ。階段の向こうにどんな美容院があるのかわからずドキドキした。今なら事前にその美容院のサイトを見て行くだろうけど、当時はインターネット自体こんなに日常に密着していなかったから、私は何も調べずに行った。15歳の高校一年生の私にとって、裏原だけでも相当なおしゃれスポットだったのに、さらに見えない地下に下りるというのはとても勇気が必要だった。私なんて場違いかもしれないし、眉をひそめられるかもしれない。それでも見てみたくて行った。

 偶然にもその日は定休日で、お客もスタッフもお店にはいなかった。赤を基調とした店内はいかにも原宿っぽい雰囲気だった。外からそっと覗いて帰ろうとしたとき、私たちの存在に気付いたロン毛の男性が奥から出てきた。それが大川さんだった(当時はロン毛だった)。控えめな声のトーンで「こんにちは」と言われた。用もないのに覗きに来た私は気まずくなった。

大川さん「何か用かな?」

私「あ、いや、ちょっと気になって覗きました・・・すみません」

大川さん「あ、そうなんだ。今日は定休日なんだ、ごめんね。またいつでも来てね」

私(覗いただけの私に、なんてやさしいの!!)

私「はい、ありがとうございます、失礼します」

私と友達は元来た道に戻るため、地上に登る階段に進んだ。階段を登り始めた時、私たちは呼び止められた。

大川さん「ちょっと待って!これ」

大川さんが何かを差し出した。受け取って見ると、それはFats Berryのロゴとイラスト(骸骨)がプリントされたステッカーシートだった。2枚あった。私が何も言えずにいると、

大川さん「よかったらどうぞ」

私「え、、、いいんですか。」

大川さん「うん、持って行って」

私「・・・・・ありがとうございます」

 

階段を上がって地上に出て、私は感激してしまった。

裏原にあるおしゃれな美容院の店長、そんな彼が、お客でもないイモっぽい私にこんなに親切にしてくれるとは!!

私は感激した。絶対にここに来ようと決めた。カット6,000円(学生割引1,000円オフ)は高いと感じる価格だったが、どうしても行ってみたかった。そんなわけでその後私はFats Berryに行き、髪を切ってもらう。そのヘアスタイルがそれまで経験したことのない「期待以上」という結果だったため、大川さんに絶大なる信頼をおき、それから通うこととなった。

信頼できる美容師に出会えたことは、人生において大きな収穫だと思う。