私の経験がだれかの役に立つ: My experiences help someone

私が経験したこと、知ったことをつづり発信します。だれかにとって有益な情報になればとの思いを込めて。

夫の愚痴か、義両親の愚痴か

結婚前から、私は義実家との関係に非常に慎重だった。世間で一般的に言われる嫁姑の関係というのはよく耳にしていたし、実母と父方の祖母の関係が良くなかったことから、嫁姑問題は私にとって身近なものだった。

私の夫は3歳年下で、学歴は私よりよかった。私はお世辞にも美人とは言えない容姿だ。そして大抵の親にとって、息子はかわいいものだ。だから、夫の両親が「我が家のできのいい息子が、年上の不美人に目をつけられた」と思ってもおかしくないと思っていた。そんなわけで、夫(当時の彼氏)が私を両親に紹介することになったとき、私はとてつもなく緊張していた。夫は「そんなに緊張しなくても、うちの両親は大丈夫だから」と何度も繰り返したが、「あなたの大丈夫を信用できないのよ、そりゃあなたにとってはいい両親でしょうけど、彼らが私をどう思うかわからないでしょ!!」と心の中で強く反発していた。

ところが会ってみると、私を品定めするでもなく、本当に和やかな時間を過ごすことになった。温かく私を迎えてくれた。世間で言われているような嫁姑問題とか、義実家との関わりが面倒くさい問題には、私はまったく遭遇していない。それどころか、結婚によって居心地のいい場所が一つ増えて、私はうれしい。まだ結婚して短いからこれから問題が生じるのかもしれないが、すくなくとも今の時点では義実家に不満はひとつもない。むしろ感謝しかない。

私の周りの友人と話すと、ふたつのタイプに分かれている。夫の実家について不満があるひとと、夫に不満があるひとだ。

友人Aは会うたびに夫の愚痴を言う。愚痴の内容はよく耳にするもので、休日に家事をしようとしないとか、無駄遣いをするとかだ。しかし義実家の愚痴はまったく出てこない。尋ねると「よくしてくれてるよ~」と言うだけ。

友人Bも義実家に不満はない。Bは夫にもあまり不満がないタイプだが、愚痴るとすれば夫の愚痴であり、義実家の愚痴は出てこない。よくしてもらっているという。

私もA、B同様に、義実家に不満はない。本当によくしてもらってると思う。しかし夫に対する不満や不安は多少あり、友達にそれを話すこともある。聞き手にとっては夫の愚痴と映ることだろう。

一方、友人Cは夫には何も不満がないという。むしろ、私なんかと生活してくれて彼は疲れないのかな、と思うことさえあるらしい。夫は仕事熱心で、勉強家でもある。そして子育てにも協力的だ。さらに穏やかでどっしり構えていてくれるから、何かあったときに頼りになる。しかし義実家には不満がある。結婚式の準備の時点からいろいろと面倒なことがあり、義実家を好きになれない。できるだけかかわりたくないし、距離を置いている。

友人Dも夫には不満がない。家庭的で子どもの面倒をよく見てくれる。出産前は家事をよくしてくれていた。Dの職場が遠いこともあり、Dの夫の方が早く帰ることが多く、夕食はほとんど夫が作ってくれていたという。さらに掃除もマメにやるし、無駄遣いをしない。計画的に貯金して早いうちにマンションを購入した。頼りになる夫で、夫に任せれば間違いがないから安心だという。しかし義実家には不満がある。とくに姑は嫌いだという。姑は何かと理由をつけては呼び出したり一緒に出掛けようと言ってくる。友人にもらったからとお菓子などをくれるけど、そのあといちいちお礼のメールをしないと不機嫌になるし、自慢話も多くて疲れる。距離を置きたいが、向こうが常に声をかけてくるため、なかなか距離を置けないと愚痴る。

 

夫の愚痴か、義両親の愚痴か。

 

どちらにも不満がない人もいるだろうけど、私の周りはどちらかに不満を持ち、どちらかには満足しているひとがほとんどだ。

ひとはどこかで苦労し、どこかで恵まれているのかなと思う。

代官山にある美容院、Praha

私は代官山にあるヘアサロンPrahaに、開店当時から通っている。担当は店長の大川さん。

 

Hair Salon Praha

 

私の髪は、彼に切ってもらい始めてから他の誰も触っていない。ここ17年ほどは私の髪を扱うのは大川さんのみだ。今も彼に切ってもらっているし、ほかの人にやってもらうことは考えられない。

なぜ私が大川さんをこんなに信頼しているかというと、彼に切ってもらった後は期待通りか、期待以上の結果を得られるからだ。彼に出会うまでの私は、美容院の帰りに満足いく結果を得られる確率は3割程度だった。5割は、期待通りではないけどまあいいかという程度、残りの2割はこれを望んでいたわけではない、という結果だった。

そんな私が初めて大川さんに出会ったのは高校生のころ。初めてのカットで期待以上の結果が得られたため、大川さんのファンになった。学生にとっては安くない料金だったが、大川さん以外に切ってもらうことはかんがえられなくて、今もずっと彼に切ってもらっている。

 

 

 

出会いは私が高校生の時だった。当時ロックバンドGLAYのファンだった私は、GLAYのスタイリストが経営する美容院が原宿にあると聞いて、その美容院を覗いた。その美容院は裏原(裏原宿)と呼ばれる場所にあった。表参道を原宿駅から表参道駅に向かう途中、神宮前交差点を過ぎて(当時)ウェンディーズがある角を左に入る。数十メートル進むと右手には地下に進む階段がある。その階段を下りた奥に、Fats Berryはあった。ある日、私は友達とともにそこに向かった。髪を切るためではない、覗くためだ。階段の向こうにどんな美容院があるのかわからずドキドキした。今なら事前にその美容院のサイトを見て行くだろうけど、当時はインターネット自体こんなに日常に密着していなかったから、私は何も調べずに行った。15歳の高校一年生の私にとって、裏原だけでも相当なおしゃれスポットだったのに、さらに見えない地下に下りるというのはとても勇気が必要だった。私なんて場違いかもしれないし、眉をひそめられるかもしれない。それでも見てみたくて行った。

 偶然にもその日は定休日で、お客もスタッフもお店にはいなかった。赤を基調とした店内はいかにも原宿っぽい雰囲気だった。外からそっと覗いて帰ろうとしたとき、私たちの存在に気付いたロン毛の男性が奥から出てきた。それが大川さんだった(当時はロン毛だった)。控えめな声のトーンで「こんにちは」と言われた。用もないのに覗きに来た私は気まずくなった。

大川さん「何か用かな?」

私「あ、いや、ちょっと気になって覗きました・・・すみません」

大川さん「あ、そうなんだ。今日は定休日なんだ、ごめんね。またいつでも来てね」

私(覗いただけの私に、なんてやさしいの!!)

私「はい、ありがとうございます、失礼します」

私と友達は元来た道に戻るため、地上に登る階段に進んだ。階段を登り始めた時、私たちは呼び止められた。

大川さん「ちょっと待って!これ」

大川さんが何かを差し出した。受け取って見ると、それはFats Berryのロゴとイラスト(骸骨)がプリントされたステッカーシートだった。2枚あった。私が何も言えずにいると、

大川さん「よかったらどうぞ」

私「え、、、いいんですか。」

大川さん「うん、持って行って」

私「・・・・・ありがとうございます」

 

階段を上がって地上に出て、私は感激してしまった。

裏原にあるおしゃれな美容院の店長、そんな彼が、お客でもないイモっぽい私にこんなに親切にしてくれるとは!!

私は感激した。絶対にここに来ようと決めた。カット6,000円(学生割引1,000円オフ)は高いと感じる価格だったが、どうしても行ってみたかった。そんなわけでその後私はFats Berryに行き、髪を切ってもらう。そのヘアスタイルがそれまで経験したことのない「期待以上」という結果だったため、大川さんに絶大なる信頼をおき、それから通うこととなった。

信頼できる美容師に出会えたことは、人生において大きな収穫だと思う。

 

人間ドック

人生初の人間ドックの話。

昨年までは普通の健康診断を受診していて、人間ドックは今回が初めてです。まずは予約の電話をしたのですが、そこで予想してなかった質問が投げかけられました。

 

受付「胃カメラになさいますか?レントゲンになさいますか?」

私(考えてなかった・・・レントゲンを選択すると、不味いで有名なバリウムだよね。でも胃カメラも大変そう。どうしよう)

私「えっと・・・どちらを選択するひとが多いですかね」

受付(イライラしながら)「半々ですね。人によりますから」

私(早く決めなきゃ)

私「胃カメラでお願いします」

 

担当者が先に胃カメラを挙げたので、なんとなく勢いで胃カメラに決めました。でも実際何が違うのか知りたくて胃カメラとレントゲンの詳細をネットで調べたら、こんなブログを見つけました。

 

【人間ドック】胃カメラとバリウムはどっちの方がつらいのか、両方やってみた結果:カフェオレ・ライター

 

この人の描写はおもしろいなぁと思いながら読んだけど、この人の結論としては「バリウムの方が断然ラク」なのです。ちょっと待ってよ、私胃カメラにしちゃったよ。ってことで、職場の先輩に聞いてみました。

私「胃カメラバリウム、どっちにしてますか?」

先輩「私は胃カメラしたことないの。今年は胃カメラにしようかと思ってるけど」

私「そうですが・・・で、バリウムどうでした?やっぱり不味いですか?」

先輩(顔がゆがんで)「不味いね。すごく不味い。」

私「どんな味ですかね」

先輩「コンクリート飲んでる感じ」

私「え・・・それはちょっと嫌ですね」

先輩「私、すっごく嫌い」

先輩は思い出しただけで嫌な気分になったようで、表情が曇ってました。

このやり取りで、胃カメラを選択した自分に少し自信を持った私。自分でも単純だと思います。

 

人間ドック当日、胃カメラにドキドキしながら病院に行きました。

受付で、胃カメラは鼻からにするか、口からにするか尋ねられました。本来は予約時に案内があって、当日伝えるらしいですが、私は案内をされていなかったため、当日説明してもらいました。

鼻からの方が細くて、不快感が少ない、医者と会話もできる。ただし花粉症などのアレルギーがある場合や、一年に何度も鼻からカメラを入れるのはよくない、とのこと。

私は初めての胃カメラなので後者は問題ないのですが・・・・花粉症です。仕方ない、口から入れることに決まりました、消去法です。胃カメラを入れている時に腫瘍などが見つかったらその場で検体を取っていいかという確認がありました。その場合は費用が発生します。胃カメラ中は会話ができないため、事前に確認しておくとのことです。いくつか種類かあって、状況によってもしすべて行ったら2万円以上払わなくてはならないですが、承諾しました。

 

毎度のことですが、私は血圧が低いです。この日も上が88、下が57でした。看護師さんに「いつもこのくらいですか?今フラフラしませんか?」と何度も確認されました。いつもこのくらいなので大丈夫です。

 

いくつかの診断を終えて、いよいよ胃カメラです。

子どもが歯医者とか耳鼻科でワンワンないてることありますよね。診察や治療が痛いわけではなく、単純に怖いんですよね。これから何をされるかわからない恐怖から逃げ出したい。実際逃げ出す子もいるし、逃げられなくてギャーギャー泣くわけです。

その気持ち、わかる。

私だって逃げ出したい。自分の健康のためとは言え、心の中では泣いてるし、本音は胃カメラという現実から逃げ出したいよ。

 

まずは半透明の液体を飲まされました。量は50[ml]くらいかな。大した量ではないし、特別不味いわけでもない。でも薬品を飲まされていると思うと不味く感じるから不思議。たぶんこれね、青山のオシャレカフェで「サービスです」って言って出されたらありがたくいただくのよ。今思えばココナッツウォーターみたいな味だったもん。全然不味くないの。

 

次に麻酔をします。看護師さんが蜂蜜のようなドロッとした透明の液体をスプーンですくって私の口に入れます。

看護師「これを喉で5分間とめておいてください」

私「え?喉で?」

看護師「あ、まぁ飲んじゃっても身体に悪いわけじゃないですけどね。麻酔をするためには5分喉で止めてください。5分経ったら出してもらいます」

私(いや、私が聞きたかったのは飲んだらどうなるかじゃなくて、どうやって喉で止めるかなんだけど・・・)

 

喉で止めることはできなかったけど、なるべく舌の奥の方に置くことにしました。舌が徐々にしびれてきます。口の内側もしびれてきます。口の中に唾液がたまって、麻酔のジェルが唾液と溶けて口の中に広がります。

 

ここでしっかり喉に麻酔をしておかないと、後で苦労するんだろうなぁ・・

 

5分たって、麻酔ジェルをティッシュに吐き出しました。いよいよ次に口に入れるのは胃カメラです。

 

 診察台に横になります。左向きに横になって、ひざを曲げると安定するとのことで、ひざを曲げて横になりました。目の前のガラスケースには黒いケーブルが何本も垂れ下がっています。横になった時は「あの黒いのなんだろう~」と思っていましたが、あれがまさしく胃カメラでした。想像以上に太いです。どのくらいの太さかというと・・・私の親指位かな。一般的な家電のケーブルよりは確実に太い太さです。

 

向こうのデスクでモニタを見ていた、私と同じ年くらいの男性が立ち上がり、私に自己紹介してきました。思ってたより若い先生だったため「まさか研修医じゃないよね・・」と不安になりました。

医者「ではこれから胃カメラで検査しますね」

私「はい、私、初めてです」

医者「わかりました」

医者「ではこれから胃カメラを入れていきますね、喉を開けておいてください。ちょっと気持ち悪いと思いますが、喉が閉じるとうまくいかないので開けておいてくださいね。私が話しかけても返事しようとしなくていいですから、そのまま聞いていてください。それではリラックスしましょうね~」

黄色いプラスチックの器具をくわえます。このプラスチック器具はドーナツみたいな形で、真ん中の穴を胃カメラが通ります。

頭上にいた看護師さんが私の肩をやさしくなでてくれました。それで初めて、私は肩に力を入れていた事に気づきました。

先生が胃カメラを私の口に入れます。当然オエッとなります。

医者「喉を開けててくださいね。呼吸は鼻から行ってくださいね」

私(わかってるけど、どうやって喉あけるのよ)

このあと、胃カメラを入れようとする先生と、それを拒む私の喉の戦いです。

 医者「ちょっとがんばりましょうね~、力抜いてね」

看護師さん、肩をやさしくなでてくれます。

私は力を抜いて、一生懸命喉を開ける・・・

先生が胃カメラを押し込むと、

私「オエッ」

医者「喉開けてね~」

私(わかってる、わかってるけどできない。反射的にオエッてなるんだけど)

 

これが何度か続きました、私の目から自然と涙が出ています。そして鼻が詰まっています。

 

先生は胃カメラを抜き、いったん休憩を取りました。私が胃カメラの侵入をあまりにも拒んでいるからです。

医者「ちょっとつらいと思うけどね、喉を開けてくれないと入らないんだよね」

私「はい・・・」

先生はずっと穏やかな口調で、やさしく話してくれました。私も先生の気持ちにこたえたい。でも体が勝手に拒否するのよ。もう私のことは無視してひと思いに胃カメラを突っ込んでくれ!!と心の中で叫びつつ、再度挑戦しました。

相変わらずオエッってなるし、目からボロボロと涙がこぼれる。両方の鼻が鼻水で詰まって、鼻では息ができない。息を口から吐いているときはいいけど、吸うときに確実にオエッってなる。

胃カメラが入っていってるのか、まだ入っていないのか私にはわからず、(頼む、もう無理矢理にでも入れて~)と思いながら堪えていた。

医者「ちょっとお腹が膨らむ感じしますよ~」

私(ってことは!胃カメラ入ったんだ。入ったからお腹を膨らまして胃の状態を見るんだよね?!よしっ!入った!!)

グーンとお腹が膨らむ感じがする。でも痛みはないし、ちょっと苦しい感じがするだけ。

胃カメラが入っている間も喉の不快感は消えず、何度もオエッとなります。なるべく体の力を抜いて、そっと息を吐いて、そしてそっと息を吸いたいけど・・・なんせ鼻が詰まっているせいで鼻では呼吸ができない。

 

私(早く、早く見てほしい。あとどのくらいの間この状態が続くの)

 

 

 

 

 

医者「あと30秒で抜きますね~」

私(やったぁぁぁぁ!終わる、もう終わる!!あと30秒ってすぐじゃん)

 

 

私(あれ?30秒まだ?もうたったんじゃない?こんなに長かった??)

 

 

 

ズルズルと引き抜かれた胃カメラ

ほっと肩をなでおろす私。全身脱力です。それまでいかに力が入っていたことか。

医者「おつかれさまでした」

私「すみません、上手くできなくて」

医者「いえいえ、胃はとてもきれいでしたよ、問題ありません」

たくさんの涙と鼻水が出ているため、看護師さんがティッシュを差し出してくれました。

その後、先生は私の胃の中の写真をモニタに映してくれて状態を説明してくれました。

医者「胃はきれいでしたよ。何も問題はありません。」

私「はい。」

医者「・・・今は問題ないですけどね、一応2年に一回くらいは検査したほうがいいですね。今回つらかったと思いますが、懲りずに検査はしてくださいね。」

私(私が二度と胃カメラやりたくないと思ってると思って、やさしい言葉をかけてくれている・・・どこまでもやさしい先生だな)

私「はい、わかりました」

 

 

こんな感じで人生初の胃カメラは終わりました。

はっきり言ってものすごくつらかったです。予想以上でした。でも、やった方がいいのでしょうね。気が向いたらまたやろう。

 

すべての診察が終わったら、最後にお弁当と飲み物を渡されました。私、びっくりしてしまいました。確かに当日は朝から何も食べてないですけど、まさかお弁当をくれるなんて。知らなかったので思わず「これ、いただいていいんですか?」って言っちゃいました。私だけ特別なわけではなく、その病院で受診した方は全員いただけるようでした。すべての病院がそのようなサービスをしているかわかりませんが、そういうサービスをしている病院もあるようです。中身はヘルシーなお弁当でした。さすが病院が渡すだけのことはあります。唐揚げ弁当などではなく、縦横3×3の9マスに、ごはんや焼き魚、野菜のおひたしなどが少しずつ入ったヘルシーなお弁当でした。

 初めての胃カメラ、とってもつらかったです。

 

結婚披露宴の時間配分

結婚式における挙式は通常30分程度です。その後、結婚披露宴を行います。披露宴は2時間半という会場が一般的です。

お色直しを一回するとして、ウエディングドレス→カラードレスの場合は、新婦は20~30分中座することになります。長いと感じるかもしれません。

内訳は以下の通り。

  1. 最後のウェディングドレス姿で新郎新婦で写真撮影。やらない新郎新婦も多いですが、会場の外で最後にポーズをとって撮影したり、親族を呼んで撮影するケースがあります。【5分】
  2. 披露宴会場からブライズルーム(新婦控室)への移動。歩きなれない靴でドレスのため、ササッと歩けません。【2分】
  3. ウェディングドレスを脱ぐ。数名のスタイリストが手早く脱がせてくれます。【3分】
  4. トイレに行く。行かなくてもいいですが、次にドレスを脱ぐまでトイレに行けないので、通常トイレには行きます。【3分】
  5. ヘアセット。メイク直し。人によってはヘアスタイルを変えない方もいます。また、スタイルによってかかる時間はかわります。【5分】
  6. ドレスを着る。スタイリストさんが手早く着せてくれます。【5分】
  7. ブーケを持って、写真室に移動。お色直し後のスタジオ写真を撮る場合に限ります。【3分】
  8. スタジオ写真撮影。かかる時間はポーズ数によります。【3分】
  9. 披露宴会場まで移動。【3分】
  10. 再入場

上記の場合、中座時間は32分です。着替え自体は早いですが、ヘアセットやトイレ、スタジオ写真撮影などをするとどうしても30分程度はかかります。また、お色直しを和装にした場合、一般的にドレスよりは時間がかかります。和装になれている会場だとものすごい速さで着替えさせてくれるので、あまり気になりません。その会場がどのような衣装を得意としているかは、事前に確認しておくといいでしょう。

中座時間を短くしたい新郎新婦の場合、ヘアスタイルを変えない、スタジオ撮影をしないなどで時短することが可能です。ヘアスタイルは、ウエディングドレスの時にアップスタイル、カラードレスの時に三つ編みのダウンスタイルなどにすると、それなりに時間がかかります。ヘアスタイルを変えずに飾りだけ変えるなどにすれば時短できます。

スタジオ写真をどうしても撮りたい場合は仕方ないですが、専属のカメラマンがいれば、スタジオに行かなくてもお色直し後に二人の写真を撮ることは可能です。むりにスタジオで撮らなくてもいいと私は思います。

 

結婚式の装花

結婚式の装花は、自分が決めるときになって「今まで出席した結婚式、どんなかんじだったっけ・・・」と思うものかもしれない。よほど花に興味があるとか、結婚式を長年夢見ている人でないと、誰の結婚式がどんな花だったかなんて覚えていない。

花はテーブルクロスとの相性が重要なため、クロスの色と花の色や種類は同時に検討することになる。

私がお世話になった式場によると、テーブルクロスの色で多いのは白系とダーク系だと言う。白と言っても真っ白、オフホワイト、アイボリーなどがあるので、それらをまとめてここでは白系と表現する。また、ダーク系とはネイビーや濃い目のブラウンのこと。祝い事なのでさすがに黒を選択するカップルは少ない(または会場自体に用意がない)と思うが、ダーク系は人気だという。

一般的に、新婦が30歳を超えているとかわいい雰囲気を敬遠して、ダーク系のテーブルクロスに白&グリーンの装花というのが多くなるようだ。

一方30歳以下の新婦は白系のテーブルクロスに白&ピンクの花という演出になりやすいらしい。

 

私個人としては、ダーク系のテーブルクロスは会場全体が暗くなるのであまりよくないと思う。会場におけるテーブルクロスの面積はそれなりなので、テーブルクロスをダーク系にすると会場全体がどうしても暗く、重たい雰囲気になる。重厚感を演出したいのかもしれないが、出席者の多くがダーク系の服に身を包んでいることからも、テーブルクロスは明るい色の方がいいように思う。

 

余談だが、最近女性出席者の衣装は、ダーク系(黒、紺、濃い目のグリーン)が多くて残念だと私は思っている。男性はどうしてもダーク系のスーツになってしまう。ダーク系以外を着れるのは女性だけなので、女性だけでも明るめの色の服(着物含む)を着て、全体の雰囲気を明るく華やかに、そして祝い事にふさわしい雰囲気にしたほうがいいと思う。女性の列席者もまた、30歳を超えると「かわいい色は似あわない、もう落ち着かなきゃ」という気持ちがうまれるせいか、どうしてもダーク系になる。それによって列席者全体がダーク系になるのが私は嫌なので、明るい色の服を着るようにしている。(余談おわり)

 

ピンクや黄色のテーブルクロスに抵抗があるなら、季節によってはミントブルーやワインレッドなどでもいいと思う。私は黄緑色のテーブルクロスに、黄色、オレンジ、白の花にした。明るく元気な雰囲気を演出できたと思う。

ピンクはかわいい、赤は大人っぽいなど色によるイメージはあるが、装花は使う器や花の種類によっていくらでも演出できるので、「赤を散りばめつつ、かわいらしく」という演出も可能だと思う。自分だけで考えずに、装花担当者に遠慮なく聞くのがいいと思う。

私は装花をイメージするために、ネットで「結婚式 装花」などと検索したが、あまりいい画像が出てこなかった。手元にゼクシィがあるなら、各会場の広告を見てみよう。広告に使われる写真は花をモリモリに盛っているが、イメージするには役立つ素材だと思う。

自分が気に入った演出、イメージに近いものをいくつか切り抜いて装花担当者に見せるとイメージを伝えやすいと思う。言葉だけだと伝えるのがむずかしいので。

ビールがおいしくない

私がビールを好きになったのは入社して3年目くらいの頃。

それまではビールの苦みも炭酸も苦手でした。ある夏の日、学生時代の先輩たちとビアガーデンに行くことになりました。ムシムシ暑い東京の土曜の夜、九段会館の屋上で開催されていたビアガーデン。とりあえず一杯目だけはビールにしました。

すると・・おいしい。

それまで苦手だったのがうそのように、ビールをおいしく感じました。暑さのせいか、野外の解放感か、理由はわかりませんがビールがおいしかったです。そのあともビールを飲み続けました。これが私が「ビールおいしい!」と思った日のことです。

その後私はビール党になり、飲み会と言えばビールを好んで飲みました。ビールがないお店はほとんどないので、お店に困ることもありませんでした。ここ4年くらいは、自宅で一人晩酌もするようになりました。金曜日の夜はちょっとおいしいおつまみを作って、シャワーを浴びて、一人でビールを楽しむ。とっても幸せで満たされる時間でした。

 

仕事を辞めて、実家に帰って、実家の両親が毎晩少し晩酌するので、私も付き合うようになりました。350ml缶一本程度です。最初はおいしく感じていましたが、ここ2ヶ月くらいおいしくないのです。不味いわけではないけど、以前の様な「プハーッ、おいしい!」という感覚がありません。体調の変化とかいろいろ考えましたが、原因は「仕事をしてないこと」でした。

今の生活にも多少のストレスはありますが、仕事ほどではありません。今の生活にあるストレスは、ある程度想定できるストレスです。

しかし、仕事におけるストレスには、想定できないものもありました。常に新しいことに挑戦しているので、どんな負荷に出会うか想定できません。それ故、予想より大変だった時に肉体的にも精神的にも疲れました。悔しかったり、イライラしたり、納得できなかったり・・・これらの負の感情が、ビールをおいしくしていたと思います。

 

ビールをおいしく飲むには仕事しないと。

 

初めてのネイルサロン

先日、結婚式のために人生で初めてネイルサロンに行きました。

ネイルサロンなんて気にしたことなかったですが、ネットで検索するとたくさんありました。ホットペッパービューティに載ってるだけでも多かったです。その他、商業施設に入っていたり、路面店もあります。チェーンで展開しているサロンもありますが、少人数のスタッフでマンションの一室でやっている場合もあります。

どれがいいのか素人にはわかりません。

私は家の近くの商業施設に入っているネイルサロンを覗いて、チラシをもらってきました。「ブライダルコース」15000円があったので、後日電話で予約しました。電話では「今はお爪に何もついてないですか」と確認されました。マニキュアのネイル(サロンではポリッシュと呼ぶみたい)がついている場合、自分でおとしていくか、お店で落としてもらうかになるようです。お店にお願すると費用が発生します。

当日店に行くと同い年くらいの女性が対応してくださいました。入店から退店まで、ずっとこの方が対応してくれたため、他の方とは一切話さなかったです。担当者さんと気があうかが重要だなと思いました。

ブライダルコースの内容をさくっと説明されましたが、分からない用語が多くてあまり理解できませんでした。ネイリストさんが言うには、ブライダルコースでもいいけど、そのコースの場合、施せるデザインはここにある4つのみです。他のデザインならブライダルコースではなく、普通の(?)コースになります、とのことでした。また、色は無料で変えられます、とのこと。色を変えちゃったらかなり印象かわるけどな~と思いながら、サンプルを見せてもらいました。いろんなデザインがありました。私はベージュ、ピンク、ホワイトのどれかをベースのデザインと決めていました。しかし、色は変えられるとのことなので、デザインに着目しながらみました。先端にラメが入っているもの、薬指だけ花柄のもの、爪の根元にストーンがついているもの・・・・いろいろありました。

 

ネイルってすごいですね。

 

ネイルに興味のない私は考えたこともなかったですが、ネイルで季節感を出す方もいるらしく、今はハロウィンのサンプルが複数ありました。

私はブライダルコースではないデザインを選びました。人差し指と薬指だけラメのラインが入って、ストーンが乗るタイプです。

 

デザインを選ぶ前に、すでに施術は始まっています。まずはじめに、両手の爪を確認されました。長さをどうするかの質問がありました。クリームが入ったビニール手袋みたいなのをつけて、ぬるま湯に手を入れるよう言われました。手を温めてクリームを浸透させるようです。その後、ビニール手袋の指の先端のみを切って指を出します。クリームを拭きとったら爪を切って、先端をやすりでけずりながら形を整えてくれました。指一本一本、丁寧に丁寧にやすりで整えていきます。反対の手も同じようにして、最後に手を洗います。このあと、甘皮をグググとよせられ、小さな爪切り?毛抜き?みたいなもので甘皮を取り除かれました。そして、先ほどとは異なるやすりで爪の表面を磨かれました。この作業、かなり丁寧にやってました。これがちゃんとできてないと、あとで困るのかもしれません。

ネイリストさんは手を動かしながらも私に話しかけてくれました(みんなそうなのか不明)結婚式のこととか、私のこれからの新婚生活のこととか、根ほり葉ほりというほどでもなく、とは言えそれなりに興味を持った様子でした(本音はわからないけどね)。また、彼女の経験とか身近な方の話しなどもしました。私が人見知りしないタイプというのもあると思いますが、最後まで和やかな雰囲気で過せたことはよかったです。合わないタイプのネイリストさんだと、いくらネイルの腕前がよくてもつらいかなと思いました。

表面のやすりがおわったら色の確認作業に入りました。私が色のイメージを伝えると2色を混ぜた方がいいとのことで、アルミホイルの上で2色の絵の具みたいなものを混ぜ始めました。量は少なかったですが、これが、後々10本の指に塗られるわけです。実際爪に色を載せて問題ないことを確認したら、それは一度おとして、下地から塗り始めました。指2本ずつ塗っていきます。右手の2本に塗ったら、紫外線マシーンの中に右手を入れます。光があたっているのは1分位でしょうか。短いです。ジェルネイルとは、紫外線に当てることで硬化するものなので、紫外線に当てなければずっと絵の具のような状態です。ネイリストとしてはやり直しができるから、ポリッシュよりやりやすいかもしれませんね。2本の指に塗って硬化、その間もう片方の手の2本の指に塗る、硬化。また2本塗る硬化・・・親指だけは1本ずつ塗って硬化しました。下地をすべての指に塗ったら、色を塗ります。色も2本ずつ塗りました。色は2度塗りでした。さらに私の場合は人差し指と薬指の計4本にラメのラインを入れます。ラメの粉(?)みたいなものを透明のジェルに混ぜて筆で爪にラインを描いていきます。そのあとパールとスワロフスキ(?)を載せて硬化しました。最後のトップコートは数種類あり、私はオーロラのラメ入りを選びました。

塗って、硬化して、塗って、硬化して・・・

この繰り返しです。

すべての塗り作業が終わったら、爪の根元に乾燥っを防ぐオイルを塗り、手全体にハンドクリームをつけて終わりました。すべての作業が終わるまで、入店から2時間かかり、費用は9500円でした。

初めてのネイルサロンの感想は、爪のケアをしてもらっているときは気持ちいいです。今までセルフケアをまともにしてこなかったからか、とてもきれいになりました。ネイルアートをしなくても、やすりで削ったり形を整えることで、指先がきれいになるのは気持ちいいです。だから私は、ネイル直後は「これ、ハマるひとの気持ちわかるわ~」でした。通う人は3週間に一度行って、古いものを落として新しいネイルにするようですが、その気持ちわかります。だって楽しいもん

ただ、この感動はほんの数時間で消えました。確かに指先が美しいのは気持ちいのですが・・・それ以上に違和感があります。爪が気になってついつい触ってしまいます。これは慣れればいいのでしょうけど、私はなかなか慣れませんでした。また、爪の先端の表面にジェルが載っているせいで、かゆいところをかいたときに気持ちよくありません。丸まったもので掻くので刺激が弱いです。あと、爪に載せたスワロフスキが何かに当たります。自分の爪に何かが載せてあるという状況が初めてのため、ついついせまいところに人差し指を入れようとして当たる・・・ということがあります。また、料理をするには不便です。ネイルサロンからは、料理の時はビニール手袋をしてくださいと言われました。でもビニール手袋をしながらの料理はやりづらいです。

指先がきれいなことは気持ちいいですが、実用性に欠けるということを実感しました。私は、ネイルは結婚式のためだけと決めいていましたが、実際にやってみて、改めて確信しました。日常生活には向きません。不便です。