私の経験がだれかの役に立つ: My experiences help someone

私が経験したこと、知ったことをつづり発信します。だれかにとって有益な情報になればとの思いを込めて。

結婚式の写真

9月の結婚式に向けて、スナップ写真の業者と契約をしてきました。

まず、私の場合は結婚式の写真は大きく分けてふたつあります。

  • スタジオ写真

スタジオで新郎新婦や新郎家族、新婦家族、両家の親族一同の撮影をする写真。

  • スナップ写真

当日の朝から挙式、披露宴終了まで、一連の流れにカメラマンが付き添って撮影する写真。

 

このほか、人によっては前撮りや動画撮影などがあります。

また、料金という点もふたつに分かれます。

  • 撮影料
  • アルバム作成料

通常は、撮影料+アルバム1冊+電子データお渡しなどで基本料です。両家の両親向けにアルバムを作成する場合は、追加料金が発生します。

 

さて、私の結婚式場では、基本料金にスタジオ写真が含まれています。現像する写真の枚数によって追加料金はあるものの、撮影自体はしてくれます。今回は、スナップ写真の業者を検討しました。式場と提携している会社は3社でした。

ウェディングプランナーに、どうのようにして業者を選べばいいか尋ねたところ、以下のように教えてくれました。

  • 展示してあるアルバムを見て、好みの写真から
  • カメラマンの指定が可能か不可能か
  • 事前にカメラマンと打ち合わせできるか
  • アルバムの表紙やデザインなど
  • 費用

 

私は写真のド素人なので、どんな写真を撮ってほしいとか、上手い下手はわかりません。3社のブースを回って、最初に受けた印象は以下のとおりでした。

 

  • 佐藤写真

ザ・結婚式の写真。結婚式のアルバムってこういうやつだよね!というイメージ通りのアルバム。幸せそうな新郎新婦と特別な日ということが伝わってくる。期待通りの作品なので両親にも喜ばれそう。

 

  • ラヴィファクトリー

とにかくアルバムの表紙が安っぽい。若い人向けな印象(私は30代前半です)。アルバムの表紙は複数あるけど、どれも気に入らないというか、いいと思えるものが一つもないので、この時点で候補から除外。

 

きれいな表情、きれいなアングルの写真ばかりではない。花嫁なのに顔をくしゃっとさせてたり、新郎がふざけていたり、二人がちょっと得意げだったり・・・完成しすぎてない印象。友人や親せきが撮影したのかな?と思わせるものもあった。アルバムのいたるところに撮影時間が入っていたり、新郎新婦の名前が入っていたり、何をしているかわかるような文字(説明)があったり、全体的に現代的な印象。

 

最初の印象で、佐藤写真かアルカディアイーストかの二択となりました。さて、どちらにするか。素人の私でも、それぞれのアルバムがことなることはわかります。時間をあけて、再度両方に話を伺いました。佐藤写真は、カメラマンの指名ができません。でも、「誰が撮影しても、きちんとしたものができあがりますので、ご安心ください」とのこと。会場との提携が長いのか、複数あるアルバムのすべてにベストショットであります。二人のキスシーン、御姫様だっこ、集合写真、、、、誰が撮影してもこんな感じに仕上がるなら、指名しなくても問題ないと思いました。

一方、アルカディアイーストは、フェア当日中の契約に限り、カメラマンの指名が無料(通常は1万円、代表は10万円)とのこと。また、事前打ち合わせがあり、どんな写真を撮ってほしいか、新郎新婦の人柄などを伝えるコミュニケーションの場がある。そのため、当日は顔見知りのカメラマンに撮影してもらうことになり、より自然な表情が撮れるとのこと。正直、打合せして伝えたいほどの要求は、私にはありません。写真に詳しくないので注文をつけられないわけです。それに、アルカディアイーストの写真が特別いいとは思えませんでした。アングルとか表情とか「ベスト!」という感じではなくて、どちらかというと、大きな流れの一部という感じです。プロのカメラマンに頼むからこそ、ベストショットを撮って欲しいというのが私の思いでした。しかし、実際のカメラマンと話してみると、この会社のコンセプトとして「ふたりらしさ」を重視していることがわかりました。ふたりらしさとは、カッコイイ表情ではないけど、本人の人柄が表れる表情や動作、整った笑顔ではないけど、自然体で個性が伝わる表情のことです。佐藤写真の写真は、すべて「結婚式の写真と言えばこれだよね!」という写真です。被写体がかわっても、写真の出来はかわりません。一方アルカディアイーストは、被写体らしさを追及しているので、被写体がかわれば写真のアングルやシャッターをきるタイミングもかわります。また、カメラマンの好み(個性)が出やすいです。

 

ここまで理解した上で、私が選択したのはアルカディアイーストです。どのカメラマンを指名するかは、個々のアルバムを見て決めました。担当してくださった女性もカメラマンのひとりでしたが、各カメラマンのことを言葉を濁さずに説明してくださったので好感を持てました。例えば「このカメラマンはふたりに寄り添って撮影します。こんなところで撮ってたの?みたいな。とてもナチュラルな仕上がりです。また、結婚していることもあり、親御さんやご親族などもよく撮影します」「このカメラマンは透明感がある写真が多いです。技術的にはストロボをたいて撮影します。あと、ノリが良くてグイグイ引っ張って行ってくれる感じです」「このカメラマンは女性なので、女性目線でのかわいさやきれいさを残すことができます。また、人柄がやさしくて話しやすいので、お二人が希望を伝えやすいと思います」など。私はカメラマンの人柄よりもアルバムの出来を重視してカメラマンを決めました。自分が好きな写真が多いカメラマンにしました。

 

結婚式の写真屋選びはずいぶん悩んだけど、今は満足です。