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私の経験がだれかの役に立つ: My experiences help someone

私が経験したこと、知ったことをつづり発信します。だれかにとって有益な情報になればとの思いを込めて。

人間ドック

健康

人生初の人間ドックの話。

昨年までは普通の健康診断を受診していて、人間ドックは今回が初めてです。まずは予約の電話をしたのですが、そこで予想してなかった質問が投げかけられました。

 

受付「胃カメラになさいますか?レントゲンになさいますか?」

私(考えてなかった・・・レントゲンを選択すると、不味いで有名なバリウムだよね。でも胃カメラも大変そう。どうしよう)

私「えっと・・・どちらを選択するひとが多いですかね」

受付(イライラしながら)「半々ですね。人によりますから」

私(早く決めなきゃ)

私「胃カメラでお願いします」

 

担当者が先に胃カメラを挙げたので、なんとなく勢いで胃カメラに決めました。でも実際何が違うのか知りたくて胃カメラとレントゲンの詳細をネットで調べたら、こんなブログを見つけました。

 

【人間ドック】胃カメラとバリウムはどっちの方がつらいのか、両方やってみた結果:カフェオレ・ライター

 

この人の描写はおもしろいなぁと思いながら読んだけど、この人の結論としては「バリウムの方が断然ラク」なのです。ちょっと待ってよ、私胃カメラにしちゃったよ。ってことで、職場の先輩に聞いてみました。

私「胃カメラバリウム、どっちにしてますか?」

先輩「私は胃カメラしたことないの。今年は胃カメラにしようかと思ってるけど」

私「そうですが・・・で、バリウムどうでした?やっぱり不味いですか?」

先輩(顔がゆがんで)「不味いね。すごく不味い。」

私「どんな味ですかね」

先輩「コンクリート飲んでる感じ」

私「え・・・それはちょっと嫌ですね」

先輩「私、すっごく嫌い」

先輩は思い出しただけで嫌な気分になったようで、表情が曇ってました。

このやり取りで、胃カメラを選択した自分に少し自信を持った私。自分でも単純だと思います。

 

人間ドック当日、胃カメラにドキドキしながら病院に行きました。

受付で、胃カメラは鼻からにするか、口からにするか尋ねられました。本来は予約時に案内があって、当日伝えるらしいですが、私は案内をされていなかったため、当日説明してもらいました。

鼻からの方が細くて、不快感が少ない、医者と会話もできる。ただし花粉症などのアレルギーがある場合や、一年に何度も鼻からカメラを入れるのはよくない、とのこと。

私は初めての胃カメラなので後者は問題ないのですが・・・・花粉症です。仕方ない、口から入れることに決まりました、消去法です。胃カメラを入れている時に腫瘍などが見つかったらその場で検体を取っていいかという確認がありました。その場合は費用が発生します。胃カメラ中は会話ができないため、事前に確認しておくとのことです。いくつか種類かあって、状況によってもしすべて行ったら2万円以上払わなくてはならないですが、承諾しました。

 

毎度のことですが、私は血圧が低いです。この日も上が88、下が57でした。看護師さんに「いつもこのくらいですか?今フラフラしませんか?」と何度も確認されました。いつもこのくらいなので大丈夫です。

 

いくつかの診断を終えて、いよいよ胃カメラです。

子どもが歯医者とか耳鼻科でワンワンないてることありますよね。診察や治療が痛いわけではなく、単純に怖いんですよね。これから何をされるかわからない恐怖から逃げ出したい。実際逃げ出す子もいるし、逃げられなくてギャーギャー泣くわけです。

その気持ち、わかる。

私だって逃げ出したい。自分の健康のためとは言え、心の中では泣いてるし、本音は胃カメラという現実から逃げ出したいよ。

 

まずは半透明の液体を飲まされました。量は50[ml]くらいかな。大した量ではないし、特別不味いわけでもない。でも薬品を飲まされていると思うと不味く感じるから不思議。たぶんこれね、青山のオシャレカフェで「サービスです」って言って出されたらありがたくいただくのよ。今思えばココナッツウォーターみたいな味だったもん。全然不味くないの。

 

次に麻酔をします。看護師さんが蜂蜜のようなドロッとした透明の液体をスプーンですくって私の口に入れます。

看護師「これを喉で5分間とめておいてください」

私「え?喉で?」

看護師「あ、まぁ飲んじゃっても身体に悪いわけじゃないですけどね。麻酔をするためには5分喉で止めてください。5分経ったら出してもらいます」

私(いや、私が聞きたかったのは飲んだらどうなるかじゃなくて、どうやって喉で止めるかなんだけど・・・)

 

喉で止めることはできなかったけど、なるべく舌の奥の方に置くことにしました。舌が徐々にしびれてきます。口の内側もしびれてきます。口の中に唾液がたまって、麻酔のジェルが唾液と溶けて口の中に広がります。

 

ここでしっかり喉に麻酔をしておかないと、後で苦労するんだろうなぁ・・

 

5分たって、麻酔ジェルをティッシュに吐き出しました。いよいよ次に口に入れるのは胃カメラです。

 

 診察台に横になります。左向きに横になって、ひざを曲げると安定するとのことで、ひざを曲げて横になりました。目の前のガラスケースには黒いケーブルが何本も垂れ下がっています。横になった時は「あの黒いのなんだろう~」と思っていましたが、あれがまさしく胃カメラでした。想像以上に太いです。どのくらいの太さかというと・・・私の親指位かな。一般的な家電のケーブルよりは確実に太い太さです。

 

向こうのデスクでモニタを見ていた、私と同じ年くらいの男性が立ち上がり、私に自己紹介してきました。思ってたより若い先生だったため「まさか研修医じゃないよね・・」と不安になりました。

医者「ではこれから胃カメラで検査しますね」

私「はい、私、初めてです」

医者「わかりました」

医者「ではこれから胃カメラを入れていきますね、喉を開けておいてください。ちょっと気持ち悪いと思いますが、喉が閉じるとうまくいかないので開けておいてくださいね。私が話しかけても返事しようとしなくていいですから、そのまま聞いていてください。それではリラックスしましょうね~」

黄色いプラスチックの器具をくわえます。このプラスチック器具はドーナツみたいな形で、真ん中の穴を胃カメラが通ります。

頭上にいた看護師さんが私の肩をやさしくなでてくれました。それで初めて、私は肩に力を入れていた事に気づきました。

先生が胃カメラを私の口に入れます。当然オエッとなります。

医者「喉を開けててくださいね。呼吸は鼻から行ってくださいね」

私(わかってるけど、どうやって喉あけるのよ)

このあと、胃カメラを入れようとする先生と、それを拒む私の喉の戦いです。

 医者「ちょっとがんばりましょうね~、力抜いてね」

看護師さん、肩をやさしくなでてくれます。

私は力を抜いて、一生懸命喉を開ける・・・

先生が胃カメラを押し込むと、

私「オエッ」

医者「喉開けてね~」

私(わかってる、わかってるけどできない。反射的にオエッてなるんだけど)

 

これが何度か続きました、私の目から自然と涙が出ています。そして鼻が詰まっています。

 

先生は胃カメラを抜き、いったん休憩を取りました。私が胃カメラの侵入をあまりにも拒んでいるからです。

医者「ちょっとつらいと思うけどね、喉を開けてくれないと入らないんだよね」

私「はい・・・」

先生はずっと穏やかな口調で、やさしく話してくれました。私も先生の気持ちにこたえたい。でも体が勝手に拒否するのよ。もう私のことは無視してひと思いに胃カメラを突っ込んでくれ!!と心の中で叫びつつ、再度挑戦しました。

相変わらずオエッってなるし、目からボロボロと涙がこぼれる。両方の鼻が鼻水で詰まって、鼻では息ができない。息を口から吐いているときはいいけど、吸うときに確実にオエッってなる。

胃カメラが入っていってるのか、まだ入っていないのか私にはわからず、(頼む、もう無理矢理にでも入れて~)と思いながら堪えていた。

医者「ちょっとお腹が膨らむ感じしますよ~」

私(ってことは!胃カメラ入ったんだ。入ったからお腹を膨らまして胃の状態を見るんだよね?!よしっ!入った!!)

グーンとお腹が膨らむ感じがする。でも痛みはないし、ちょっと苦しい感じがするだけ。

胃カメラが入っている間も喉の不快感は消えず、何度もオエッとなります。なるべく体の力を抜いて、そっと息を吐いて、そしてそっと息を吸いたいけど・・・なんせ鼻が詰まっているせいで鼻では呼吸ができない。

 

私(早く、早く見てほしい。あとどのくらいの間この状態が続くの)

 

 

 

 

 

医者「あと30秒で抜きますね~」

私(やったぁぁぁぁ!終わる、もう終わる!!あと30秒ってすぐじゃん)

 

 

私(あれ?30秒まだ?もうたったんじゃない?こんなに長かった??)

 

 

 

ズルズルと引き抜かれた胃カメラ

ほっと肩をなでおろす私。全身脱力です。それまでいかに力が入っていたことか。

医者「おつかれさまでした」

私「すみません、上手くできなくて」

医者「いえいえ、胃はとてもきれいでしたよ、問題ありません」

たくさんの涙と鼻水が出ているため、看護師さんがティッシュを差し出してくれました。

その後、先生は私の胃の中の写真をモニタに映してくれて状態を説明してくれました。

医者「胃はきれいでしたよ。何も問題はありません。」

私「はい。」

医者「・・・今は問題ないですけどね、一応2年に一回くらいは検査したほうがいいですね。今回つらかったと思いますが、懲りずに検査はしてくださいね。」

私(私が二度と胃カメラやりたくないと思ってると思って、やさしい言葉をかけてくれている・・・どこまでもやさしい先生だな)

私「はい、わかりました」

 

 

こんな感じで人生初の胃カメラは終わりました。

はっきり言ってものすごくつらかったです。予想以上でした。でも、やった方がいいのでしょうね。気が向いたらまたやろう。

 

すべての診察が終わったら、最後にお弁当と飲み物を渡されました。私、びっくりしてしまいました。確かに当日は朝から何も食べてないですけど、まさかお弁当をくれるなんて。知らなかったので思わず「これ、いただいていいんですか?」って言っちゃいました。私だけ特別なわけではなく、その病院で受診した方は全員いただけるようでした。すべての病院がそのようなサービスをしているかわかりませんが、そういうサービスをしている病院もあるようです。中身はヘルシーなお弁当でした。さすが病院が渡すだけのことはあります。唐揚げ弁当などではなく、縦横3×3の9マスに、ごはんや焼き魚、野菜のおひたしなどが少しずつ入ったヘルシーなお弁当でした。

 初めての胃カメラ、とってもつらかったです。