私の経験がだれかの役に立つ: My experiences help someone

私が経験したこと、知ったことをつづり発信します。だれかにとって有益な情報になればとの思いを込めて。

車を、買い取り業者に買い取ってもらう

表題のとおりの経験を記します。これから車を買い取ってもらおうとするひとの参考になれば幸いです。

車のスペック

  • メーカー:スズキ
  • 車種:MRワゴン
  • グレード:X
  • 年式:2006年式
  • 走行距離:82,000km
  • 色:茶色
  • 無事故、無修理

手放す背景

車を使わない地域に引っ越すから。買い替えではなく、手放すだけ。

 

 

3か月ほど前にネット上の一括査定サイトで査定したところ、複数の業者からメールや電話が嵐のように来ました。その中からエイヤッで4社を選び、訪問見積もりを依頼しました。みなさん対応が早く、「あした来てほしい」という私の急な要望に応えてくれました。一社は「今日はご都合いかがですか」と先手を取りたい雰囲気が出ていました。私は当日でもよかったため、OKして夕方来てもらいました。

見積もりしてもらった順に

  • A社
  • B社
  • C社
  • D社

とします。最後の方に会社名を明かしています。

それぞれの担当者とのやりとりを記します。

査定の流れはどこの業者も同じでした。アンケートに記入して、車検証を見せて、あとはカギを担当者に預けます。担当者は20~30分車の様子を見ます。私はやることがないので家でケータイで呼び出してくれるのを待っています。

その後交渉に入ります。査定には私は立ち会いませんでした(車にいたずらされるとか心配なら立ち会ったほうがいいいかもしれません)

 

A社

担当者は30代半ばと思われる長身の男性でした。顔立ちが整っていて、いわゆるさわやかイケメンです。

A社「引き渡しの際はご自身で店舗まで運びますか」

私「取りに来て欲しいです」

A社「その場合は陸送費5000円かかります」

私「え・・・店舗ってどこでしたっけ」

A社「○○です」

私「駅は近いですか」

A社「車で10分位です、歩くと1時間とかかかると思います」

私「駅まで送ってもらえますか」

A社「タクシーを呼ぶことはできます」

私(そんなの私だってできるわ、バカにしているのかな)

A社「あと、引き取りの後、車の不具合があった場合は修理費を請求させていただいてます。でもこのサービスに申し込めば(1万円)引き取り後のお金の請求はないです。ご検討ください」

A社「車の額はいくらをご希望ですか」

私「高い方がいいです」

A社「上の者と掛け合わないと、私だけでは決められないので、希望額を言っていただかないと。即決してくれるならがんばって上と交渉しますよ」

私「即決はしません」

A社「即決してくれないと上と交渉できないんですよ」

私「交渉はいいので、最低いくら出してもらえるのか、即決しなくてもこの額は必ず出しますという額を教えてください」

A社「この車がどのくらいの額で販売されているかわかりますか。見てください(タブレットで中古車のサイトを見せる)20~30万ですよ。しかもここに載ってるのはグレードが良かったりターボエンジンだったりします。あなたの車ならもっと安いです。10年経ってますしね。これが買い取り相場の本です。毎月出ています。見てください(黒い本を見せる)あなたの年式だともう載ってないんですよ、値がつかないってことです。即決するなら金額つけますから」

私「即決はしません。それはもう決めたことですから」

A社「私、何社目ですか」

私「一社目です」

A社「他に何社に査定してもらう予定ですか」

私「3社です」

A社「他と交渉しても同じですよ。みんな買い取った車は中古車のオークションに出しています。だからどこに売っても同じですよ」

私「だとしても、即決はしません。そもそも今さっき初めて会ったあなたの話を100%は信じられないですよ、わかりますよね」

A社「同じなんですけどね、みんな中古車のオークションに出しているわけですから」

 

このようなやりとりが続きました。A社は即決にこだわっていました。このまま会話をつづけても「即決してくれたら・・・」「即決はしません」の繰り返しで時間の無駄と思った私は、話題を変えました。

私「とにかく即決はしません、最低いくら出せるかを教えてください。上と交渉しなくていいですから」

A社「5~10万ですね」

私「わかりました。ありがとうございました」

 

A社は5~10万という額を言って、言ったあとはあっさり退散しました。「これだけ古いし距離も走っているから値がつかないものなのに、うちは値を付けようとしている」というようなことを捨て台詞のように言っていました。

 

翌日、B社、C社、D社に査定してもらいました。

 

B社

40代後半から50代前半と思われる男性です。私より20歳近く年上ですから、ある意味親子くらい年が離れていますが、 年下の私に非常に丁寧にあいさつしてくださいました。A社の馴れ馴れしさとはまったく異なる対応です。真っ赤のギラついたネクタイだけが気になりましたが、それ以外は好印象です。

査定後はやはり

「即決していただければ精一杯がんばります」という話になりました。

私「昨日の業者さんも同じことを言ってました。でも即決はしません。他の会社にも見てもらってから考えます」

B社「そうですよね、わかります。ちなみにあと何社ありますか」

私「あと2社です、合計4社に見てもらいます」

B社「すべて今日ですか」

私「はい。」

B社「この車はワンオーナー(私が新車で買ったということ)ですし、事故もありません。車にキズがなく、とてもきれいです。また、女性のオーナーということで車内もきれいですね。ですから私としても、大切にされていたお車をぜひとも買い取りさせていただきたいです。」

私(へぇ、ワンオーナーということが価値になるとは知らなかった)

私「ありがとうございます」

B社「いつごろ手放す予定ですか」

私「○日にここを引っ越します。その日はアパートの管理会社が立ち会えないとかで、別の日に転居立ち合いをするんですが、管理会社からの回答がまだで決まってません。転居立ち合いの日に車を手放したいと思っています。」

B社「そうですか、できれば早いほうがいいです。こちらは受け取って一通り整備して販売にかけますが、整備に数日かかるんですね、今月中に整備が終わると次の販売(?)に間に合うんですよね。」

私「そうですか。私もできれば早く転居立ち合いと車の手放しをしたいと思っています。たぶん△日にはできると思うのですが・・・遅くても□日には手放します」

B社「わかりました。」

私「ところで、この車いくらになりますか。即決はしないので、即決しなくても最低でもこの価格は出せますというのを教えてください」

B社「はい、私としても高く買い取らせていただきたいです。基本的には他社さんと同じでオークションに出します。だから他の買い取り業者さんも同じなんですね。ただ、うちの場合は販売店もあるので、オークションに出さずに販売することもあります。お客さんによっては希望の車種や色があり、入荷を待っていることもあるので。その場合は少し高くできたりするんですよ。」

私「そうなんですね」

B社「とりあえず最低10万は出します。それ以上どこまでがんばれるかは状況次第としか言えなくて・・・」

私「はい、わかりました。」

 

中古車業界のことを知らない私に、業界の流れをわかりやすく説明してくれました。

 

B社「このあとの業者さんにも即決しないでいただけると助かります。いい額を言われたらその場で決めずに私に電話を下されば精一杯やらせていただきますので。それで、4社の査定が終わるのは何時ごろになりますかね。その頃に私からお電話させていただきます。」

私「はい、15時くらいには終わると思います」

B社「わかりました。その頃にまた電話させていただきますね。どうか、なにとぞ即決しないでいただけると助かります」

私「はい、即決はしないつもりです」

 

B社とのやり取りには、私は正直驚きました。同じ買い取り業者とはいえ、A社とB社では全く異なる対応でした。A社は「たいして価値のない車を買ってあげようとしている」という姿勢です。B社は「大切なお車を買い取らせていただく」という姿勢です。もちろん本音は違うかもしれません。でも、表向き、どのような姿勢を見せるかという点でA社とB社はまったく異なりました。

また、最低価格という私の質問に対する答えもことなりました。A社は「基本的に値が付かない車に5万は出しますよ、よくて10万、無理ですよ、こんな車」というような回答でした。B社は「10万は確約します。それ以上は精一杯がんばります」

この時点でA社に売るという選択肢はなくなりました。

 

C社

30代半ばくらいの男性でした。一通り見た後

C社「いくらをご希望ですか」

私「高いほうがいいです」

C社「それはわかりますけどね、こちらも上の者と掛け合わないといけないんです。私は決められませんから。だから希望額を言っていただければ、その額で掛け合いますよ。私はあなたの味方ですから、私が掛け合って希望額になるよう努力します。」

私「希望額はないです。より高いほうがいいです。即決はしません」

C社「即決できる額(希望額)を言ってくれないと上と交渉できないんですよ」

私「交渉しなくていいので、最低この額は出せますよという額を教えてください」

C社「なんで即決しないんですか、これ以上ほかの業者に見てもらっても同じですよ。オークションに出すから、どこも同じなんですよ。時間の無駄ですよ」

私(みんなそんなこと言うけど、最低額はA社とB社で全然違ったじゃないか。そんな言葉には騙されないぞ)

私「とにかく即決はしません。最初に自分で決めたことですから、それは守ります。時間が無駄になってもいいんです。ここで方針を変えることはないです。だからこのやり取りが無駄なんですよ。最低額を教えてください。」

少し呆れた様子のC社担当者。

C社「わかりました。最低額は7万です」

私「わかりました。ありがとうございます」

C社は最低額を言うと挨拶もまともにせずに帰っていきました。去り際が雑なのはA社とC社です。今思えば、A社もC社も自分たちが買い取ることにならないことはわかっていたのでしょう。即決させなければ買い取るチャンスはない、それがわかっていたから去り際が雑なのだと思います。これからもやり取りするかもしれない相手なら、あんなに雑には帰らないでしょうね。

 

D社は道に迷ったようで少し遅れてきました。

担当者は30代前後の男性です。査定が済むとこちらの様子をうかがってきました。

D社「みなさん額を答えましたか」

私「みんな即決を希望していました。でも私は4社の査定をすると決めてたので最低でもこの額は出すという額を聞いて終わりました」

D社「即決しないでくれてありがとうございます。きれいな車ですよね、事故もないですし修理もないですし。」

私「ありがとうございます。最低額を教えてくれますか。」

D社「13万です。それ以上は上と交渉してみないと。」

私「わかりました。」

D社「ほかの会社どうでしたかね。」

私「まぁ、それぞれですね。どこの会社も額は変わらないと言いつつ、差はありました」

D社「もしうちで考えていただけるなら、上と交渉します。15万はいけると思います。18万で即決していただけますか。」

私「即決はできません、これからほかの業者と話すので」

このとき、B社から電話がありました。

B社「まだ査定中ですかね、即決しましたか。」

私「いえ、即決はしていません。」

B社「よかった、とりあえず15万は出せます。それだけお伝えしたくて。もうすこしがんばります。」

私「ありがとうございます。今来てる業者が18万出すって言ってて」

B社「わかりました!では20万なら即決してくれますか?」

私(ここまで来たし、B社が一番好感度が高い。20万なら即決してもいいや。A社なんて5万って言ってたし)

私「はい、20万なら即決します」

B社「頑張ってみます!」

 

D社に向かって

私「ほかの会社が20万出すって言ってます」

D社「え!20万ですか・・・それはうちとしてはムリですね、18万でさえギリギリどうにかなるかどうかというところでしたので。そうですか、残念です。でも、20万というのはとてもいい数字だと思います。20万出してもらえるならそこにしたほうがいいですよ。」

私「すみません。。。ありがとうございました」

D社「いえいえ、また何かあればよろしくお願いいたします。」

 

10分経たないうちにB社から電話がありました。

B社「すみません・・・20万はムリでした。18万が、うちが出せる額です。もうほかのところに決めてしまいましたか」

私「いえ、まだ決めていません。18万でB社さんにお願いしたいです。」

B社「ホントですか?よかった」

私「一番丁寧に対応してくださったのがB社さんなので、私としてもB社さんにお願いしたいと思っていました」

 

以上が車を買い取ってもらう時のやりとりでした。

今更ですが買い取り業者名を明かすと以下の通りです。

A社:ビッグモーター

B社:カーチス

C社:ガリバー

D社:カーセブン

 

店舗や担当者によって対応は異なると思いますので、あくまで私の経験から感じたことです。

ビッグモーターは私の車をけなしました。古いしグレードもよくないし、、、といった感じです。それはこちらも認識していますが、言われていい気分はしません。安く買い取るための手法かもしれませんが、私は非常に不快でした。

ビッグモーターとガリバーは即決にこだわりました。逆に、即決しないとわかるとあっさり引き上げました。即決専門の買い取り業者なのでしょうか。ガリバーに至っては、私が即決を拒むと「そのやり方が意味不明!無駄なのに!!」というようなことを言い返してきました。車の買い取りについて、車の売り手より買取業者の方が立場が上なのでしょうか。私としては、気に入らないなら引き上げていただいて構わなかったです。

カーチスとカーセブンは私の車をけなすことも、即決を拒むことに対する否定もなかったです。カーチスはかなり褒め調子でした。4人の中で一番年配の担当者でしたが、年下の私に一番丁寧で頭を下げていました。そして買い取りたいという意思が伝わってきました。ビッグモーターとガリバーの、口先だけの「上との掛け合いがんばります」とは全く違いました。カーセブンは車を褒めつつ、冷静に見極めているようでした。

私としては、最初に提示されたビッグモーターの5万よりずいぶん上がったし、一番対応がよかったカーチスに売ることができて満足です。新車で購入した時の15%位で売れたことは満足です、なんせ10年乗ってますから。

 

これから車を手放す方にアドバイスするなら、即決はやめたほうがいいです。より高く売りたいなら絶対に即決は避けましょう。でも、業者は即決をゴリ押ししてきます。ここで負けてはダメです。「即決はしない、即決に関する交渉はやめましょう、お互い無駄ですよ」ここまで言い切って即決を避けるといいと思います。

あと、買い取り価格以外の諸々の費用も確認しましょう。カーチスの場合は、買い取り費用にリサイクル費用などを含むので、18万円ちょうどを振り込むとのことでした。それ以外のバックはないし、それ以外の支払い(陸送費)などもなかったです。ガリバーは陸送費やら、修繕保険みたいなものも要求してきましたから、まともに払っていては手取りが減ります。あとになって陸送費などを要求されないよう、きちんと確認しておいたほうがいいです。

交渉中は多少神経がすりへります。でも交渉することで買い取り価格が上がるなら、時給数万円のバイトだと思って交渉した方がいいと私は思います。交渉といっても何日もやるわけではありません。その場の数十分程度の会話です。それで買い取り価格が数万、数十万かわるわけですから、より高く買い取ってもらいたいなら交渉したほうがいいと思います。やりたくない気持ちはわかりますけどね。

NHKの解約

一人暮らしを解消して実家に引っ越したため、今まで住んでいた家でのNHKの解約をしました。解約手続きはネットでできます。

解約といっても、電気ガス水道ほど単純ではありません。NHK独自の考え方です。

NHK受信料の窓口-放送受信料 住所変更のお手続き

NHKでは、引っ越しを3つのパターンに分けて考えています。今回の私の引っ越しは「2つの世帯が1つになる場合」に該当します。

この場合、引っ越し先(今回で言う実家)がNHK受信料をきちんと支払っているかどうかの確認が入り、正しく支払っていることがわかれば、私の契約は解約され、先払いした分は返金される仕組みです。手続きの途中で引っ越し先の住所と契約者名を尋ねられますので、引っ越し先がNHKと契約していないと厄介なことになりそうです。そういう場合の解約は、他の人のブログによると相当むずかしいようです・・・

幸い、私の実家はNHK受信料を正しく支払っていたため、確認が入ることは問題なかったです。先払いしていた受信料の返金は、ゆうちょ銀行からの「振替払出証書」という紙が届き、これと身分証明書を持ってゆうちょ銀行に行けば払い戻ししてくれます。

余談ですが、私は今回の引っ越しに伴い、さまざまな契約を解約しました。保険料(火災保険、自動車保険)は返金がいくらかありましたが、すべて口座振り込みでした。NHKのようなゆうちょ銀行での払出というは初めてです。私としては、口座振り込みの方が助かります。平日の昼間に働いている人もわざわざゆうちょ銀行に行く時間を確保しづらいため、口座振り込みの方が歓迎されると思います。選べるようになってるといいなと思いました。

さて、この返金額ですが、ちょっぴり残念な仕組みでした。

まず、私は1年分の受信料を前払いしています。衛生契約なので24,770円です。NHKを受信していたのは8ヶ月間なので、4ヶ月分が戻ってくるはずです。

24,770 / 12 *4 = 8,256.6666

8,256円が戻ってくると思っていたのですが、証書に明記された額は7,580円でした。内訳はありませんので、早速NHKに電話して内訳を尋ねました。契約者名と住所(前に住んでいた)を伝えるとすぐに教えてくれました。

「8ヶ月NHKを受信した場合、6ヶ月分(12,730円)と2ヶ月分(4,460円)を支払うことになります。お客様への返金は、前払いしていただいた24,770 - (12,730 + 4,460) = 7,580円です」

という回答でした。NHK受信料は、2ヶ月前払い、6ヶ月前払い、12ヶ月前払いの3種類があります。12ヶ月前払いした方が、2ヶ月前払いに比べて1,990円お得なので12ヶ月前払いにしてましたが、この8ヶ月間は、12ヶ月前払いの恩恵をあまり受けられませんでした。ちょっと残念。

 

最後に、解約手続きをしてから振替払出証書が届くまでに1ヶ月ほどかかりました。引っ越し先が正しく契約しているかの確認があるからかもしれませんが、遅いですよね。他の保険会社などはもっと早いです。

 

他の人のブログやyahoo知恵袋の情報ですが、引っ越し時に解約申請を忘れて口座から引き落とされたNHK受信料は、さかのぼって返金されることはないそうなのでご注意ください。実家に戻っても、誰かの家に同居を始めても、前の家で契約したNHK受信料は請求され続けます。あとになって「実は昨年引っ越して・・・」と伝えても、払った分はいっさい返金されないそうです。引っ越す際は忘れずに連絡してくださいね。

必要なときは買えばいい

最近、ものを減らさなければならない状況です。とは言え捨てられないのが私です。

「いつか使うかも」

「いつか役立つかも」

こう考えてしまって手放せません。「3年着てない服は着ないよ」なんて言葉を聞いた事があります。確かに3年着なくて、そのまた3年着ないままの服もあります。しかし、その一方で返り咲く服もありませんか?

私はあります。

見た目が気に入って買った服でもうまく着こなせない・・・・なんとなく出番がないまま3年経って、着こなせるようになって大活躍の一着になった経験ありませんか。私はあります。そんなとき「この服、捨てなくてよかった!!」と思います。だから捨てられないんです。3年着てなくても返り咲いた服たちを知ってるから。いま手元にある服も返り咲くかも、と思ってしまいます。

モノもそうです。何年も使わなかった道具が活躍したことがあります。それまでの生活では出番がなかったけど、生活の変化によって出番ができました。でも生活がどう変化するかはわからないから、いま目の前にあるモノが将来活躍してくれるかはわかりません。だから、とりあえず取っておくという判断になるのです。

 

それでも服やモノを保存しておく空間は限られています。大きな家や、トランクルームを借りれるだけの資金があれば別ですが、少なくとも私にはそういう余裕はないため、モノを減らさなくてはなりません。

 

そこで最近はこう考えるようにしてます。タイトル通りですが

必要なときは買えばいい。

 

 

感覚としては、世の中のショップが自分の倉庫だと思って、そこからモノを取りだすにはちょっと費用が必要だ、という感じです。

必要になるかわかりません。必要にならなければ出費はゼロで済みます。もしどうしても必要になったら、お金を出してまでそれを取りだす(買う)かってことです。でも本当に必要ならなんとかして買うだろうし、現代社会にはリサイクルショップもメルカリもあるので、モノに細かくこだわらなければ手に入りそうです。

 

そう考えると少しラクに手放せるようになってきました。

副鼻腔炎

副鼻腔炎になりました。

予防接種を3種打たれた月曜の夜から体調がすぐれませんでした。予防接種の副作用に熱やダルさがあるため、それだと思っていました。翌日から鼻水が止まらなくなりました。花粉症の時のような鼻水で、サラサラしていて水っぽいです。予防接種の副作用に鼻水なんてないですが、特に気に留めていませんでした。そして喉も痛かったです。

今思えば、この時点で病院に行くべきでした。私の場合、風邪は喉からきます。扁桃炎になりやすいです。ですから喉が痛い時は早めに病院に行きます。少し痛いな、くらいで行っても医者に「腫れてるね~」と言われたので、自覚症状が出た時は風邪の初期ではなく中期なのです。

しかし、このときの私は病院に行きませんでした。親に何か言われると思ったからです。私は、すこしでも体調が悪いとすぐに病院に行きます。病院に行くと診察代も薬代もかかるけど、市販薬でダラダラ時間をかけて治すよりすぐに治って気分がいいからです。それに病院は3割負担ですが、市販薬は保険がききません。治るまで時間がかかると、その分薬代もかさみます。病院の方が少し高くつくけど、何と言っても治るまでの期間が短いため、私は病院に行く派です。しかし、私の母は自力で治す派です。すぐに病院に行くひとは気合が足りない、根性が足りない、甘えている、お金持ちみたいな印象を持っていて、私が一人暮らししているときに「病院に行った」というと、「は?その程度で?」みたいな反応を何度もされました。

そんなわけで、今実家住まいの私としては、病院に行くと親に知れるし、そしたら何を言われるかわからないと思い、行くやめてしまいました。

水曜は体を休め、木曜日は用事があって出掛けたものの、2つ目の用事を済ませるパワーはなく、昼過ぎに帰宅して昼寝をしました。熱は平熱+1.5℃でした。金曜は木曜に済ませられなかった用事に取りかかったのですが、とにかく鼻水が止まりません。木曜も金曜も箱ティッシュを持ち歩く始末です。フラフラしながらやっとの思いで用事を済ませて駅に向かうと、なんとパスケースがない!パスケースに入っていたSuica機能付きクレジットカードも当然ありません。

こんな時に・・・

と思いながらもスマホで調べてクレジットカード会社に連絡し、カードをとめてもらいました。再発行に1,080円かかるという泣きっ面に蜂な情報を受け止めて、券売機で切符を買って帰りました。このとき失くしたパスケースは、4年前にイタリアのヴェローナで購入したFURLAのお気に入りのパスケースです。うーん、残念。

 

さて、金曜日はフラフラしながら寝ました。結局土曜日に近くの耳鼻科に駆け込みました。経緯を説明した私にかけてくれたお医者様のコメントはこんな感じでした。

「いろんなものを引き込んでるね。最初に体がだるかったのは予防接種の影響でしょう。でも予防接種に鼻水の作用はありません。花粉症のアレルギーを持っているとのことですが、今は飛んでないからね。他のアレルギーかな。喉も炎症してるし、副鼻腔炎だね。」

私「え?ふくび・・・」

医「蓄膿症ね」

私「えーーーー!!!」

医「鼻水が出すぎて炎症しちゃってる、これはちゃんと治さないといけないから。アレルギーあるかは採血で調べられるから、知りたければいつでもできるよ。」

私「今日でもいいですか」

医「そうだね、知っておいた方がいいよね」

 

こんなやりとりでした。後日アレルギーの結果が出ました。私が持ってるアレルギーはスギとヒノキのみだったので、今回の鼻水の原因は「季節的な気温の変化」ということになりました。

医者の説明によると、

鼻水がたくさん出る→頻繁に鼻をかむ→何度もかむせいで鼻に炎症ができる→炎症した場所に菌を含む鼻水がたまる

これで副鼻腔炎になるみたいです。鼻水はあなどれません。鼻水が出て鼻が詰まるせいで口呼吸になり(特に寝てるとき)喉の炎症が起きるみたいです。

勉強になりました。

やっぱり体調が悪くなったら早めに病院ですね。

車を売る

10年乗った車を売ります。買い替えではなく、単純に処分したいので売ります。web上には一括査定サイトがあり、そこに車種や年式、走行距離を入力すると査定してくれます。

査定と言っても○万~○万というような回答なのであまりアテになりません。そのわりに、電話番号とメールアドレスの登録が必須なので、業者からメールや電話がガンガンきます。私は試しに一括査定したのですが、その後の電話とメールの量に正直辟易しました。中にはしつこい業者もいて、「とりあえず相場が知りたかった」と回答しているにも関わらず、少し期間をあけてまた電話してきたりします。

 

結局手放すことが確定したため、再度査定依頼をしました。4社に査定してもらうので、その結果と業者の対応についてはまた今度。

不要なモノ、どうする?

モノを減らしたいひとはいませんか。

増えがちなモノたち、たまには一気に処分したい!です。

 

モノを減らすなら「捨てればいい」。まさにその通りです。捨てられる人は捨てましょう。でも、まだ使えるから捨てるのはもったいない、結構高かったし・・・、ここ何年も使ってないけどいつか使うかも、そんな風に考える人向けに、捨てずに誰かに使ってもらうことを前提に、モノを減らす手段をご紹介します。

また、少しでもお金を得たいと思うひとにも有効かと思います。

 

私が今まで実践した手段とメリット・デメリットをご紹介します。

  1. フリーマーケット(フリマ)
  2. リサイクルショップ
  3. ZOZOTOWNのUSED
  4. メルカリ

念のため断わっておきますが、あくまで私の主観です。

結論から言うと、手間と売上金のバランスで手段を選択することになります。売上金の額は、仲介業者が入るか入らないかが大きいです。

 

出品者の利益が多い順

  1. メルカリ
  2. フリマ
  3. リサイクルショップ
  4. ZOZOTOWN

上位ふたつと下位ふたつの間に大きな差があると思ってください。メルカリとフリマの利益はモノと点数によります。フリマは出店料という固定費がかかります。メルカリは売り上げの10%が徴収されます。場合によっては一位二位は入れ替わります。リサイクルショップとZOZOTOWNは私の感覚的なもので、同じ表品の買い取り額を比べたわけではありません。

 

出品者がラクな順

  1. ZOZOTOWN
  2. リサイクルショップ
  3. フリマ
  4. メルカリ

こちらも上位ふたつと下位ふたつの間に大きな差があると思ってください。ZOZOTOWNが一番ラクなのはこの下の詳細を読めばわかります。メルカリとフリマはどちらも手間がかかります。フリマは、フリマ当日と前日くらいの期間限定です。でも当日は完全に拘束されます。メルカリは売る前と、売れた後に手間がかかります。いつ売れるかわからないので、手間が発生する時期が見えません。

 

利益順とラクな順、見事に入れ替わっています。利益を得るには手間がかかるし、手間を省けば利益が減ると言うわかりやすい仕組みです。自分の目的やライフスタイルに合わせて選択することになるでしょう。

 

4つの方法について、詳細を記します。

 

フリマのやり方

通常、ネット上で事前登録します。当日会場に行きます。出店費用を支払います。1区画(フリマによって異なるが、例えば2[m] × 2[m])ごとに費用がかかります。 1区画を一人で利用しても、二人で利用してもかまいません。

 

フリマのメリット

  • 仲介業者に支払うのは出店費用のみです
  • 売買の際にはマージンを取られないので売上金がそのまま収入です
  • 仲間とともに出店するのは楽しいです
  • 買い手の顔が見えます(私の愛用品を使ってくれるひとが見えることで安心できる?)

フリマのデメリット

  • 商品を自力で会場まで運ばなければなりません(車のまま出店できるフリマもありますが、費用が少し高かったりします。会場近くの駐車場に停めた場合は駐車料金が発生することも。かと言って大量の商品を電車で運ぶのはそれなりに大変です)
  • 当日の天気によって、お客様の数がかわります。お客様が少なければ売れにくいです
  • 会場によって客層が異なるので、商品に合わせた会場選びが必要です
  • ある程度の点数があるか、それなりの額で売れるものがないと、赤字です
  • 値引き交渉されることがあります。交渉が苦手だと負担です
  • 軽い呼び込みなどをするかしないかでお客様の関心が大きく変わります。声かけが恥ずかしいひとなどは負担になるでしょう
  • 買い手の顔が見えると同時に、売り手の顔も見られています。売り手のファッションも見られるので、ショップスタッフになるくらいの気持ちの方が売れます
  • おつり、値札、筆記用具などの準備が必要です
  • 出店中にトイレに行く際、商品を見張る人が必要なので、出店はふたり以上が現実的です
  • フリマ当日は、なんだかんだで一日取られます

フリマに対する私の感想

友だちと一緒に出店するのはたのしい。4回フリマをして、毎回売上金が出店費用を上回ったので赤字はない!でも、フリマのあとに友だちと打ち上げとして飲みに行ったら利益は吹っ飛んだ。むしろ赤字(笑)会場までの移動費(電車代)などもかかる、

 

 

 

 

リサイクルショップで売る方法

オフハウスなどのリサイクルショップに商品を持ち込みます。点数や店の混み具合によりますが10~20分待ちます。その間に店員さんが商品を査定します。査定が終わると呼ばれ、査定額を教えてもらいます。納得できればそのままお金(現金)を受け取ってサインして終了です。査定の内訳は尋ねれば教えてくれます。納得できない物だけは売らないというのもありです。また、値がつかない物もあるので、それを持ち帰るかお店で処分してもらうか(無料)を選択できます。

 

リサイクルショップのメリット

  • 出品者のやることは商品を持ち込むだけなので、手間が少ないです
  • 商品の持ち込みから現金取得までが早いです
  • 1点から買い取りしてくれます

リサイクルショップのデメリット

  • 仲介業者が入るので買い取り額は低いです
  • モノの状態がよくても「うちの店では買う人がいないから」などの理由で値がつかないこともあります
  • 持ち込むショップやショップの客層によって買い取り額が異なります

リサイクルショップの感想

手間がかからない。不要な物を大きめのバッグや紙袋に入れて、ゴミ置き場に持っていく感覚で店に持ち込めばいいだけ。でも買い取り額が安いので、それなりの点数を持ち込んでも1000円以下だったりする。手間をかけずに処分したいときはリサイクルショップ。

 

ZOZOTOWNのUSED

ネットショッピングサイトZOZOTOWNはUSEDの買い取りを行っています。対象商品は洋服やファッション雑貨のみです。ZOZOTOWNのアカウントが必要です。ネット上で買い取り申請すると、袋が送られてきます。袋に商品を詰めて送り返します(送料無料)10日前後で査定完了の知らせが届きます。1点1点査定されていますので額を確認して、売るもの、売らない物を選択します。査定額に納得できなければ売らないことが可能です。売らなかった商品は後日宅配便(無料)で届きます。売上金は、ZOZOTOWNに設定したクレジットカードに振り込みだったと思います。ZOZOTOWNのポイントに還元した場合は10%UPです。普段からZOZOTOWNで買い物をしている人はポイント還元がお得です。

 

ZOZOTOWNのメリット

  • 出品者のやることは商品を袋に入れて宅配業者に渡すだけなので、とにかくラクです。持ち込む手間も、価格交渉もありません。
  • 1点から買い取りしてくれます

ZOZOTOWNのデメリット

  • 買い取ってもらえるのはファッション系のみです
  • ノーブランドやファストファッションは買い取り不可です
  • 状態が悪いもの(シミ、ほつれなど)はもちろん、流行にマッチしていないものも値がつきません。審査が厳しいです
  • 仲介業者が入るので買い取り額は低いです
  • 査定までに数日かかりますので、すぐに現金が手に入るわけではないです

ZOZOTOWNの感想

とにかくラク。一番ラク。買い取り額はさておき、手間をかけずにモノを処分したいときはいい。

 

 

メルカリのやり方

最近CMしているフリマアプリです。アプリ(無料)をダウンロードしてメルカリ上で出品します。写真と商品の説明文を載せます。最低価格は300円です。価格は1円単位で設定できます。売上の10%はマージンとしてメルカリに徴収されます。送料は出品者負担、購入者負担が選べます。出品者負担の方が売れやすいです。また、個人情報の流出に不安がある人は、互いの名前や住所を公開しないで送る方法もあります(らくらくメルカリ便)

購入者が購入するとメルカリ上で出品者に通知が来るので、モノを発送します。発送方法は出品時に指定していれば、指定した方法で発送します。普通郵便、定型外郵便、クリックポスト、宅配便など手段は様々で、送料もさまざまです。

購入時に、購入者は支払いをしていますが、その時点では出品者の売り上げにはなりません。購入者のもとに商品が届いて、メルカリを通して購入者が受け取り通知したら出品者の売り上げになります。

売上金の振り込みは、確か月2回あります。振り込み日の前に「振り込み申請」しておけば、当日振り込まれます。1万円以上は振り込み無料ですが、1万円以下は200円(だったかな?)の手数料が取られます。

出品者と購入希望者はメルカリ上でメッセージのやりとりが可能なので、値引き交渉されることもあります。

例えば服を1000円で送料は出品者負担でメルカリにアップしたとします。購入希望者が900円になりませんか、900円なら即購入しますとコメントしてきました。了承して価格を900円にし、購入者が購入しました。出品者は発送します。発送にはクリックポストを利用して164円がかかりました。数日後、購入者のもとに商品が届いたようで、受け取り通知が来ました。最後に購入者と出品者の両者が相手の評価を行います。評価を行うと、売上金の90%が出品者の売り上げとして計上されます。今回の例では、売上が900円なので、810円が出品者の収入です。送料164円と封筒代、商品を包むビニール代がそれぞれ10円だとすると、経費が164+10+10=184円です。つまり実際の利益は810-184=626円です。

互いの評価は良い、普通、悪いの3段階です。この評価は公開されるので、悪い評価がたくさんつくとメルカリ上で信用されなくなります。信用が下がると購入してもらえなくなります。

 

メルカリのメリット

  • リサイクルショップやZOZOTOWNに比べるとマージンが少ないです
  • リサイクルショップでは買い取られなかった使い込んだモノでも、売れるときは売れます
  • リサイクルショップでは買い取られなかった特殊なモノでも、売れるときは売れます

メルカリのデメリット

  • 出品が面倒くさいです。モノの写真と説明文を用意しなければなりません。商品の状態をきちんと書いておかないと、購入者からの評価が悪くなり自分の信頼度が下がるため、説明文は雑にできません。服の場合は着丈や身幅なども計って表記します
  • 梱包が面倒くさいです。発送中に商品が濡れたり汚れたりしないように、ビニールで包んで封筒に入れるのが一般的です。梱包で評価が下がることもあるので、気を遣います。また、ビニールや封筒は出品者が用意することになります。
  • 発送が面倒くさいです。ポストに投函したり、宅配業者に持ち込んだり・・・いずれにしても出品者が動きます。
  • 仕事などで長期間発送がむずかしい場合などは、きちんと書いておかないとトラブルの元です。
  • 売上金の振り込みが1万円以下なら手数料がかかります。メルカリで出品し続けることが前提でしょう。

メルカリの感想

とにかく手間がかかる。数百円の売り上げのためにやることが多い。でもリサイクルショップでは買い取ってもらえないようなものが売れる。時間があるなら、メルカリでちまちま売るのは悪くない。

 

メルカリの補足

リサイクルショップでは買い取られないものとは、例えば粗品です。5色展開されている粗品のひとつだけ手元にあったとします。もともとは0円で手に入れたものですが、日本全国には5色全色そろえたいと思っている人もいるわけです。あと1色を探していて、300円なら買ってもいいと思っている人もいます。また、コンサートの演出でまかれた銀テープ、これもアーティスト名やツアー名が入っていたりすると売れることがあります。一般受けはしない工具や材料なども長期間メルカリにアップしていると売れたりします。

欲しがるひと

自然と人間分析をしてしまう私。
最近目立つのは「欲しがるひと」です。
いまどきの言葉を使うなら「意識高い系」とも言える気がします。

彼ら彼女らは、あれをしたい、これをしたい、あんな風になりたい、こんな風になりたいなどの理想があります。その理想がそこそこ高く、それを実現しようと行動します。
ただ、実現の先に何があって、そしたらどうなって、、、という綿密な計画はありません。それっぽい目標を掲げるけど、長期的に、多角的に見れてないことが多いです。そして優先順位がコロコロ変わります。

例えを挙げます。
体調不良が頻発する→薬に頼らず漢方で治したい→漢方を勉強中

気持ちはわかります。本人は利にかなってると思っているのでしょう。でも、私にすれば分析が足りません。
体調不良が頻発する。
薬に頼りたくない→なぜ?

副作用がこわいから?
病院に通うのが面倒だから?
薬局に通うのが面倒だから?
薬は高いから?

理由によって行動の選択肢が変わるので、ここで理由を突き詰めることは重要だと私は思います。

この分析ができていないと
「薬局に通うのが面倒だと思って漢方を始めたけど、漢方の方が購入が面倒だった」とか、
「漢方なら安く済むと思ったのに意外と高かった」なんてことが起こります。

また、そもそも体調不良を頻発させないための行動ではダメなの?という検証も必要だと思います。

掘り下げた結果、理由が複数ある場合はより強い理由順に整理しておくべきと私は思います。

理由が明確になったら、次に行動を選択(計画)します。そして行動を起こすのです。
そういう思考を行わず、行動だけを続けているひとが、私が言う欲しがるひとです。

論理的に考えずに行動だけしてるから、結果が出づらいです。結果が出たとしても中途半端です。
そしてまた次の行動を始めます。
こういうタイプはずーっと欲しがっています。

私は「欲しがるひと」は「考えないひと」とほぼ同義です。