不要なモノ、どうする?
モノを減らしたいひとはいませんか。
増えがちなモノたち、たまには一気に処分したい!です。
モノを減らすなら「捨てればいい」。まさにその通りです。捨てられる人は捨てましょう。でも、まだ使えるから捨てるのはもったいない、結構高かったし・・・、ここ何年も使ってないけどいつか使うかも、そんな風に考える人向けに、捨てずに誰かに使ってもらうことを前提に、モノを減らす手段をご紹介します。
また、少しでもお金を得たいと思うひとにも有効かと思います。
私が今まで実践した手段とメリット・デメリットをご紹介します。
念のため断わっておきますが、あくまで私の主観です。
結論から言うと、手間と売上金のバランスで手段を選択することになります。売上金の額は、仲介業者が入るか入らないかが大きいです。
出品者の利益が多い順
- メルカリ
- フリマ
- リサイクルショップ
- ZOZOTOWN
上位ふたつと下位ふたつの間に大きな差があると思ってください。メルカリとフリマの利益はモノと点数によります。フリマは出店料という固定費がかかります。メルカリは売り上げの10%が徴収されます。場合によっては一位二位は入れ替わります。リサイクルショップとZOZOTOWNは私の感覚的なもので、同じ表品の買い取り額を比べたわけではありません。
出品者がラクな順
- ZOZOTOWN
- リサイクルショップ
- フリマ
- メルカリ
こちらも上位ふたつと下位ふたつの間に大きな差があると思ってください。ZOZOTOWNが一番ラクなのはこの下の詳細を読めばわかります。メルカリとフリマはどちらも手間がかかります。フリマは、フリマ当日と前日くらいの期間限定です。でも当日は完全に拘束されます。メルカリは売る前と、売れた後に手間がかかります。いつ売れるかわからないので、手間が発生する時期が見えません。
利益順とラクな順、見事に入れ替わっています。利益を得るには手間がかかるし、手間を省けば利益が減ると言うわかりやすい仕組みです。自分の目的やライフスタイルに合わせて選択することになるでしょう。
4つの方法について、詳細を記します。
フリマのやり方
通常、ネット上で事前登録します。当日会場に行きます。出店費用を支払います。1区画(フリマによって異なるが、例えば2[m] × 2[m])ごとに費用がかかります。 1区画を一人で利用しても、二人で利用してもかまいません。
フリマのメリット
- 仲介業者に支払うのは出店費用のみです
- 売買の際にはマージンを取られないので売上金がそのまま収入です
- 仲間とともに出店するのは楽しいです
- 買い手の顔が見えます(私の愛用品を使ってくれるひとが見えることで安心できる?)
フリマのデメリット
- 商品を自力で会場まで運ばなければなりません(車のまま出店できるフリマもありますが、費用が少し高かったりします。会場近くの駐車場に停めた場合は駐車料金が発生することも。かと言って大量の商品を電車で運ぶのはそれなりに大変です)
- 当日の天気によって、お客様の数がかわります。お客様が少なければ売れにくいです
- 会場によって客層が異なるので、商品に合わせた会場選びが必要です
- ある程度の点数があるか、それなりの額で売れるものがないと、赤字です
- 値引き交渉されることがあります。交渉が苦手だと負担です
- 軽い呼び込みなどをするかしないかでお客様の関心が大きく変わります。声かけが恥ずかしいひとなどは負担になるでしょう
- 買い手の顔が見えると同時に、売り手の顔も見られています。売り手のファッションも見られるので、ショップスタッフになるくらいの気持ちの方が売れます
- おつり、値札、筆記用具などの準備が必要です
- 出店中にトイレに行く際、商品を見張る人が必要なので、出店はふたり以上が現実的です
- フリマ当日は、なんだかんだで一日取られます
フリマに対する私の感想
友だちと一緒に出店するのはたのしい。4回フリマをして、毎回売上金が出店費用を上回ったので赤字はない!でも、フリマのあとに友だちと打ち上げとして飲みに行ったら利益は吹っ飛んだ。むしろ赤字(笑)会場までの移動費(電車代)などもかかる、
リサイクルショップで売る方法
オフハウスなどのリサイクルショップに商品を持ち込みます。点数や店の混み具合によりますが10~20分待ちます。その間に店員さんが商品を査定します。査定が終わると呼ばれ、査定額を教えてもらいます。納得できればそのままお金(現金)を受け取ってサインして終了です。査定の内訳は尋ねれば教えてくれます。納得できない物だけは売らないというのもありです。また、値がつかない物もあるので、それを持ち帰るかお店で処分してもらうか(無料)を選択できます。
リサイクルショップのメリット
- 出品者のやることは商品を持ち込むだけなので、手間が少ないです
- 商品の持ち込みから現金取得までが早いです
- 1点から買い取りしてくれます
リサイクルショップのデメリット
- 仲介業者が入るので買い取り額は低いです
- モノの状態がよくても「うちの店では買う人がいないから」などの理由で値がつかないこともあります
- 持ち込むショップやショップの客層によって買い取り額が異なります
リサイクルショップの感想
手間がかからない。不要な物を大きめのバッグや紙袋に入れて、ゴミ置き場に持っていく感覚で店に持ち込めばいいだけ。でも買い取り額が安いので、それなりの点数を持ち込んでも1000円以下だったりする。手間をかけずに処分したいときはリサイクルショップ。
ZOZOTOWNのUSED
ネットショッピングサイトZOZOTOWNはUSEDの買い取りを行っています。対象商品は洋服やファッション雑貨のみです。ZOZOTOWNのアカウントが必要です。ネット上で買い取り申請すると、袋が送られてきます。袋に商品を詰めて送り返します(送料無料)10日前後で査定完了の知らせが届きます。1点1点査定されていますので額を確認して、売るもの、売らない物を選択します。査定額に納得できなければ売らないことが可能です。売らなかった商品は後日宅配便(無料)で届きます。売上金は、ZOZOTOWNに設定したクレジットカードに振り込みだったと思います。ZOZOTOWNのポイントに還元した場合は10%UPです。普段からZOZOTOWNで買い物をしている人はポイント還元がお得です。
ZOZOTOWNのメリット
- 出品者のやることは商品を袋に入れて宅配業者に渡すだけなので、とにかくラクです。持ち込む手間も、価格交渉もありません。
- 1点から買い取りしてくれます
ZOZOTOWNのデメリット
- 買い取ってもらえるのはファッション系のみです
- ノーブランドやファストファッションは買い取り不可です
- 状態が悪いもの(シミ、ほつれなど)はもちろん、流行にマッチしていないものも値がつきません。審査が厳しいです
- 仲介業者が入るので買い取り額は低いです
- 査定までに数日かかりますので、すぐに現金が手に入るわけではないです
ZOZOTOWNの感想
とにかくラク。一番ラク。買い取り額はさておき、手間をかけずにモノを処分したいときはいい。
メルカリのやり方
最近CMしているフリマアプリです。アプリ(無料)をダウンロードしてメルカリ上で出品します。写真と商品の説明文を載せます。最低価格は300円です。価格は1円単位で設定できます。売上の10%はマージンとしてメルカリに徴収されます。送料は出品者負担、購入者負担が選べます。出品者負担の方が売れやすいです。また、個人情報の流出に不安がある人は、互いの名前や住所を公開しないで送る方法もあります(らくらくメルカリ便)
購入者が購入するとメルカリ上で出品者に通知が来るので、モノを発送します。発送方法は出品時に指定していれば、指定した方法で発送します。普通郵便、定型外郵便、クリックポスト、宅配便など手段は様々で、送料もさまざまです。
購入時に、購入者は支払いをしていますが、その時点では出品者の売り上げにはなりません。購入者のもとに商品が届いて、メルカリを通して購入者が受け取り通知したら出品者の売り上げになります。
売上金の振り込みは、確か月2回あります。振り込み日の前に「振り込み申請」しておけば、当日振り込まれます。1万円以上は振り込み無料ですが、1万円以下は200円(だったかな?)の手数料が取られます。
出品者と購入希望者はメルカリ上でメッセージのやりとりが可能なので、値引き交渉されることもあります。
例えば服を1000円で送料は出品者負担でメルカリにアップしたとします。購入希望者が900円になりませんか、900円なら即購入しますとコメントしてきました。了承して価格を900円にし、購入者が購入しました。出品者は発送します。発送にはクリックポストを利用して164円がかかりました。数日後、購入者のもとに商品が届いたようで、受け取り通知が来ました。最後に購入者と出品者の両者が相手の評価を行います。評価を行うと、売上金の90%が出品者の売り上げとして計上されます。今回の例では、売上が900円なので、810円が出品者の収入です。送料164円と封筒代、商品を包むビニール代がそれぞれ10円だとすると、経費が164+10+10=184円です。つまり実際の利益は810-184=626円です。
互いの評価は良い、普通、悪いの3段階です。この評価は公開されるので、悪い評価がたくさんつくとメルカリ上で信用されなくなります。信用が下がると購入してもらえなくなります。
メルカリのメリット
- リサイクルショップやZOZOTOWNに比べるとマージンが少ないです
- リサイクルショップでは買い取られなかった使い込んだモノでも、売れるときは売れます
- リサイクルショップでは買い取られなかった特殊なモノでも、売れるときは売れます
メルカリのデメリット
- 出品が面倒くさいです。モノの写真と説明文を用意しなければなりません。商品の状態をきちんと書いておかないと、購入者からの評価が悪くなり自分の信頼度が下がるため、説明文は雑にできません。服の場合は着丈や身幅なども計って表記します
- 梱包が面倒くさいです。発送中に商品が濡れたり汚れたりしないように、ビニールで包んで封筒に入れるのが一般的です。梱包で評価が下がることもあるので、気を遣います。また、ビニールや封筒は出品者が用意することになります。
- 発送が面倒くさいです。ポストに投函したり、宅配業者に持ち込んだり・・・いずれにしても出品者が動きます。
- 仕事などで長期間発送がむずかしい場合などは、きちんと書いておかないとトラブルの元です。
- 売上金の振り込みが1万円以下なら手数料がかかります。メルカリで出品し続けることが前提でしょう。
メルカリの感想
とにかく手間がかかる。数百円の売り上げのためにやることが多い。でもリサイクルショップでは買い取ってもらえないようなものが売れる。時間があるなら、メルカリでちまちま売るのは悪くない。
メルカリの補足
リサイクルショップでは買い取られないものとは、例えば粗品です。5色展開されている粗品のひとつだけ手元にあったとします。もともとは0円で手に入れたものですが、日本全国には5色全色そろえたいと思っている人もいるわけです。あと1色を探していて、300円なら買ってもいいと思っている人もいます。また、コンサートの演出でまかれた銀テープ、これもアーティスト名やツアー名が入っていたりすると売れることがあります。一般受けはしない工具や材料なども長期間メルカリにアップしていると売れたりします。