私の経験がだれかの役に立つ: My experiences help someone

私が経験したこと、知ったことをつづり発信します。だれかにとって有益な情報になればとの思いを込めて。

ベターホームの様子

私はベターホームに2年半通って5つのコースを受講しました。私自身のベターホームでの経験をご紹介します。通うか検討している方の参考になればと思います。

なお、ABCクッキングスタジオで体験講習をしたこともあるので、こちらも併せてご紹介します。

 

まずはじめに断っておくと、ベターホームとABCクッキングスタジオのどちらがいいとは言い切れません。どちらが自分に合うかが判断基準になると思います。

まずは、自分が料理教室に通うことの目的や理由を明確にしてみてください。

  • 料理の基本を身に付けたい
  • 料理の腕を上げたい
  • 友だちを作りたい
  • 何か趣味を作りたい
  • 婚活の一環
  • たまには健康的な食事をしたい
  • 気分転換
  • 暇つぶし

私自身は料理の基本を身に付けるという目的で通い始めましたが、周りには気分転換とか婚活の一環として通っている人もいました。

目的が明確になったら、どんな風に通いたいかイメージしてみてください。そこから作りたいメニュー、場所、頻度、教室の設備や先生の様子、どんな風に習いたいかなどを考えてみてください。

自分の希望がある程度見えていたら続きを読んでください。

 

ベターホームの仕様

  • 頻度 : 1コース月1回を(基本的に)12か月
  • 生徒数: 1クラス最大32名
  • 講師数: 1クラス講師1名、助手1名、マネージャ1名の3人体制
  • 流れ : 先生のデモンストレーション前半(説明しながら実践)→生徒の実習→先生のデモンストレーション後半→生徒の実習→会食
  • 進め方: 生徒は4人1グループで協力しながら調理する
  • 日程 : 通う日時は基本的には固定(第2土曜日の10:00~など)
  • 変更 : 他のクラスに空きがあればクラスの変更は可能
  • 振替 : 都合がつかず、受講できなかった月は翌年、翌々年まで振替可能
  • 講師 : 先生は一番若くて35歳、私が教わった先生の中には60歳を超えているかもしれない方も。全体的に先生の年齢は高め。
  • 生徒層: コースによって異なる。初心者コースは20代から30代前半、上級コースは年齢層が上がる。

ベターホームの授業は、家庭科の授業に似ています。

まず始めに挨拶があり、先生が前半のデモンストレーションを行います。このとき生徒全員は先生の近くに椅子を持って行って座り、先生のやり方を見ながら説明を聞きます。ここで質問する生徒はほとんどいません。

前半のデモンストレーションが終わると、先生の声掛けとともに生徒は自分のテーブルに移動して実習を始めます。

班ごとにテーブルがあり、同じ班のひとと協力しながらその日のメニューを作ります。メニューによって、ひとりずつ作るものと班のメンバーで作るものがあります。トンカツなら、一人一枚の肉を与えられ、自分の肉は自分で下処理して揚げることができます。一方で、例えば豚汁を作るとき、私がニンジンを切っている間にほかの人がゴボウを、また別の人が大根を切るということがあるので、この場合、私は豚汁のゴボウの切り方は実習できないままとなります。その日に習うメニューのすべての工程を実習することはできません。

不明な点があれば生徒同士声を掛け合います。それでも解決しない場合は先生に質問します。指導してくれる方は講師を含めて3名いますので、質問したいときはすぐに先生を捕まえることができます。

すべての班が前半の作業を終えると、簡単なお知らせがあります(新しい本の紹介だったり、この時期のおすすめ食材だったり、営業目的の内容もありますが、聞き流せばOKです)。

次に後半のデモンストレーションにうつります。生徒は再び椅子を持って前に集まります。先生の手際はよく、説明はわかりやすいです。先生の作業が見えるように上に鏡がありますので、少し離れて座っても見やすいです。

後半のデモンストレーションが終わったら後半の実習に移ります。

終わった班から会食です。

会食中に先生が各テーブルを回るので、質問したいことはその場で質問できます。

班のひとが食べ終わったらみんなで片付けて終了です。

メニューやコースによりますが、1回大体2時間半です。

 

私が思うベターホームのいい点

先生方が主婦のプロ

メニューは一般的なもので、めずらしい食材やこだわりの調味料を使うのではなく、基本的なもの、スーパーで買えるものでできます。

それらを基本的な調理器具を使って調理します。先生方は庶民的な感覚を持っていますので、余った食材をどのように保存して、どんな料理に使うかなども教えてくれます。

入会費や受講料が安い

入会費は3,240円で永年有効です。受講料はコースによって異なりますが。6回で25,000円前後です。

振替ができる

自分が本来出席すべき回に行けなくても振替が可能です。曜日や時間を変えられますし、校舎間の変更も可能です。例えば通常は銀座校に通っている方が、振替先を渋谷校にできます。

コースが豊富

和食、洋食&中華、など、料理ごとにコースが異なります。また、基礎だけではなくステップアップコースもあります。粉からつくるブランチ、野菜をおいしく食べる会など、こだわりのコースもあります。

 

 

ベターホームの特徴(人によってはデメリットに感じるかも)

最初から最後まで一人で作るわけではありません。ですから、教室で実習した後に自宅で復習しないと身に付きません。自分がすべての作業をしたわけではないので、早いうち復習しないと忘れてしまいます。

受講者と講師は、あくまで先生と生徒という関係です。友達のように仲良くわいわい実習する雰囲気はありません。受講者同士は適宜声を掛け合って協力しますが、先生と生徒は友達のような接し方ではありません。

振替はできますが、コースや地域によっては振替先が少ないです。例えば、開催数が多い和食基本技術の場合、ひと月で何度も開催されていますので、振替先の候補が多いです。また、首都圏にお住いの場合、銀座、渋谷、池袋、横浜、大宮、千葉など、振替先の候補が複数ありますが、中部地方の場合は名古屋校しかりません。また、開催数が少ないコースは振替候補が少ないです。土日は混んでいますので、教室が開催されても満席で振り替えられないこともあります。

 

 ABCクッキングスタジオとの比較

私はABCクッキングスタジオは、体験しかしたことがないのですが、生徒4人に一人の先生がつきます。二人一組で作業したり、ひとりずつ作業したりします。ベターホームのように先生のデモンストレーションと生徒の実習が分かれていません。先生が説明しながら生徒は横で進めていきます。先生方がベターホームより全体的に若いので、主婦のプロというより知り合いのお姉さんに教わっている、または友人に教わっているような感じです。隣について教えてくれるので、質問しやすいです。先生+生徒4名の合計5人は和気あいあい、友人のような感じになります。

校舎数はベターホームに比べて圧倒的に多いです。ガラス張りで外から見える造りになっていて、全体的にオシャレな雰囲気です。レシピなどもカラフルでかわいらしいファイルが提供されるようで、料理を楽しむ雰囲気作りがあります。

入会金、受講料ともにベターホームより高いです。コース数は少なめで、基礎コースの中に和食、洋食、中華が含まれています。