私の経験がだれかの役に立つ: My experiences help someone

私が経験したこと、知ったことをつづり発信します。だれかにとって有益な情報になればとの思いを込めて。

首が痛い、原因は3日前のヨガだった

ヨガを始めた。そしたら首が猛烈に痛くなった。まさかこんなことになると思っていなかったから、最初はヨガと首の痛みの因果関係を認識できなかった。

だからこそ、ここに記しておこうと思う。

 

流れはこうだ。

ヨガ当日

人生で数回ヨガをしたことがある私は、数年ぶりに評判がいい先生のヨガレッスンを受講した。レッスンは1時間で、動き自体は特別きついものではなかった。ただ、数少ないヨガ経験と比べてあえてコメントするなら、先生はかなり丁寧に教えてくれた。一つ一つのポーズはどこに気を付けて、どこに力をいれて、どんな姿勢で行うべきかを丁寧に教えてくれた。手を肩の真下につくポーズの場合、少しでもずれていたら直された。だから簡単なポーズでもそれなりにきつく、効果を感じた。

ヨガを終えたときはしっとりと汗をかいていたが汗だくではなかったし、きつくて息が上がるようなこともなかった。少しの疲労感があるだけだった。

 

ヨガ翌日

じんわりとした筋肉痛があった。お尻と膝の上あたりに。日常生活で痛みを感じるほどではなく、じんわりとした筋肉痛だった。

 

ヨガ2日後

起床時に首に痛みを感じた。寝違えたような痛みだった。あまり気にせずに日常生活を送るが、徐々に痛みが強くなり、夕方には首を左右に動かすときに痛みを感じた。夜、洗髪する際に手が上がりにくく、湯を汲んだ桶を頭上に上げると痛みを感じた。寝違えたときの痛みがどんどん強くなっていた。それでもあまり気にすることなく就寝した。

 

ヨガ3日後

首と肩の痛みで起きれなかった。身体を起こそうとすると首と肩に激痛が走る。正確には睡眠中にも痛んでいてまともに寝れなかった。とにかく痛くて、頭を起こすことができなかった。仰向け状態から身体を横に倒すことができない。かといって仰向けのまま、腹筋を使って正面に起き上がることもできない。少しでも上半身を起こそうとすると首に激痛が走るのだ。

夫にアイスノンを持ってきてもらって肩と首を冷やした。しかし痛みはかわらなかった。起き上がれないという異常事態。慌ててお世話になっているマッサージ師にマッサージの予約を入れるよう夫に依頼した。以前右の太ももを筋断裂した際に(私は筋断裂というのを知らず、太ももが痛くて、全然治らなくて焦っていた)、そのマッサージ師に診ていただいたら適切なマッサージをしてくれた。だから翌日から回復していった。そんなわけで、今回もそのマッサージ師に診てもらいたかった。夫に頼んで連絡してもらったところ、土日にも関わらず、奇跡的に1時間だけ空きがあった。すぐに予約をした。この時私はまだベッドの上で、起き上がれていなかった。痛みに耐えながら、なんとか身体を右に向けて、そして頭を腕で押さえながら、激痛に耐えながら、ヒーヒー言いながら起き上がった。首の右側が痛い。右肩も痛い。腕も首も動かせない状況、ちょっと頭が動くと首に激痛が走る。

ネットで調べると四十肩の症状に少し似ていた。でも私は30代前半・・・・40歳より前に四十肩になる人はいると書いてあるけど、33歳で発症するだろうか。それとも何かやばい病気じゃないだろうか。私の肩は良くなることがあるのだろうか。一生このままだったらどうしよう。

そんな不安を抱えながらマッサージ師を訪れた。症状を伝えたところ、四十肩ではない、と断言された。四十肩は腕が上がらないのだ。しかし、私の右腕は上がる。左ほど自由に動かせないがちゃんと上がるのだ。痛みは首から来ていた。首が痛むから肩を動かしても痛いのだ。マッサージ師は今の痛みを10として、これから痛みが変わらず10か、8になったか、5なのか教えてほしいといい、私の右肩を抑えて痛みの度合いを尋ね、左肩を抑えて痛みの度合いを尋ね・・・というのを繰り返した。その結果、左の腰を抑えられた時が、痛みが一番軽減されていると私は感じた。

それが診察だった。

彼は私の体の状況を把握できたようで、あとはマッサージをしていくようだった。マッサージ台に横になるのも、頭を首で支えなければならないため、その時の私にとっては一苦労だが、彼は私の頭を支えてくれたし、そして何より、先ほど身体の数か所を抑えられただけで、少し痛みが軽減していた。不思議だ。

彼は、今の症状を「筋を違えている」と言った。寝違えているというのはあながち間違いではないらしい。しかし、私が人生で経験してきた「寝違え」とは程遠い激痛なのだ。これが単なる「寝違え」だとは思えない私。そこでマッサージを受けながら、3日前にヨガをしたことを伝えた。それが数年ぶりのヨガだったこと、翌日にお尻と膝の上に軽い筋肉痛があったこと。でもそれは以前体験したパワーヨガのあとの起き上がれないほどの全身筋肉痛に比べるとずっと軽かったこと。つまりは、ヨガはそんなに大きな影響を与えたとは思えないことを伝えた。

するとマッサージ師はこんな話をしてくれた。

 

身体がどこも歪んでない人はいないです。どこかしらみんな少しは歪んだりムリしたりしている。あなたは以前から反り腰でした。(それは私も認識している、でもなかなか直せない)身体はすべてのパーツがつながっているんです。それぞれのピースがつながっています。腰の筋肉、胸、肩、首・・・とね。あなたは反り腰で、腰の筋肉が理想的な状態ではなかった。でも全体としてはピースがぴったりはまっていたわけです。そんな時にヨガをして、筋肉が本来あるべき状態に近づこうとした。ヨガが効いている証拠です。でも筋肉の伸び縮みによって腰の筋肉が縮むと、他の筋肉も影響を受けます。それで数珠つなぎに影響を受けて、その結果、今は首の右側に痛みが出ています。左の腰の筋肉の変化が右の首に痛みとして表れています。身体ってそういうものなのです。基本的には自然治癒するものですが、痛みを抱えて生活するのは大変なので、痛みが和らぐようマッサージします。今日のマッサージで痛みがなくなるわけではないですが、ほっておくよりは早く回復すると思いますよ。

 

・・・・・・・・・

首の激痛の原因は3日前のヨガでした。身体にいいことをしたら、身体に効いたけど、身体がよくなる過程で痛みが出たというのです。理屈としては理解できるけど、なんだか不思議というか、にわかに信じがたい内容でした。でも理屈はわかるんです。バランスとれていたピースが、ヨガのせいで変形した。だから他のピースとのバランスが悪くなった。そして痛みとして表れた。頭ではわかるけどなんだか不思議な感じ。

 

しかしマッサージのあとは明らかに首の痛みが軽減されたし、マッサージ師がいうように、日に日に状態は改善されている。彼の見立てに間違いはないのだろう。

 

 

なお、太もももの筋断裂(肉離れ)のときも今回もそうだが、早く治すには以下を守るといいそう。

  • 扇風機やファンの風を浴びない(暑い時はエアコンを使う)
  • 糖質をなるべく摂らない
  • 飲酒しない
  • 冷やさない
  • よく寝る