私の経験がだれかの役に立つ: My experiences help someone

私が経験したこと、知ったことをつづり発信します。だれかにとって有益な情報になればとの思いを込めて。

スイカとパスモは半年使わないと使えなくなる

イカを改札にタッチしたらピンポーンという音とともに「係員にお尋ねください」という表示が出た。オートチャージにしているから残高不足は考えられない。不思議と思いながら窓口に行き事情を話して私のスイカを駅員さんに渡した。スイカを機械の上に置いて履歴を確認したと思われる駅員さんは「長期間使っていませんね?」と私に尋ねた。このスイカを最後に使ったのは一年くらい前だったと思う。

私「はい」

駅員さん「では使えるようにしますね」

私「長期間使ってないと使えなくなるんですか。」

駅員さん「そうですね」

私「長期間ってどのくらいですか。」

駅員さん「半年です」

私「半年以上使ってないときは、今回のように使えるようにしていただけばよろしいでしょうか」

駅員さん「そうですね」

 

 

イカを半年以上使わなかったことによるペナルティなどはない。残高はあるし、オートチャージの設定も有効だた。ただロックがかかるだけ。面倒なことは何もないが、しいて言うなら駅員さんがいないときは困るだろう。田舎のさびれた駅とか。

やけどに馬油

先日左手の薬指を火傷した。結果的に馬油がとても効果を発揮してくれたようなのでその流れを紹介する。

 

冷凍していた春巻きを揚げようと油に春巻きを投入したら、油がはねて私の左手の薬指に直撃した。はねた油が指についたくらいでは、普段は火傷はしない。だからその時はあまり気にしなかった。しかし、油がついた箇所がジンジン痛む。私は患部に流水に当てて冷やした。流水に当てている時は痛みがないが、流水から話すとジンジン、いや、ジリジリ痛む。

私はよく見ていなかったが、冷凍していた春巻きには霜がついていたようだ。その霜が油の中に入ったものだから、大きな油がはねたらしい。それが私の指に当たった。だから、普段の油跳ねよりも大きくて、ひどい火傷をしたらしい。いつもの火傷とは明らかに違っていた。あまりにも痛むので保冷剤を患部に当てた。保冷剤を当てている時は痛みがないが、話すとジリジリ痛む。堪えがたい痛みだった。

火傷の度合いがいつもと違ってひどいと感じた私は、対処法をネットで検索した。するとこのサイトにたどり着いた。

痛い火傷の応急処置の方法は?医師がコメント | イシコメ

この時点で患部は膨れていた。水ぶくれができることは確実だった。サイトには以下の通り書いてあった。

①「冷やす時間は5分以下で良い」

以前は、30分以上冷やしたほうが良い、との説もあったのですが、現在ではかえって皮膚をふやかしてしまうので、5分以下の処置が良いと言われることが多いです。

②氷や氷水での冷却処置は控える

氷や氷水の冷却処置は、かえって皮膚組織を傷つけてしまい、逆効果です。保冷剤などでの冷却処置も控えるべきでしょう。

家の中なら、台所かシャワーで一気に冷水を患部にかけるのが良いでしょう。

ただし、火傷の傷口を流水にさらすのはやめたほうがよいでしょう。

私は保冷剤を患部にあてることをやめた。しかし、やめるととても痛いのだ。ジリジリ焼けつくような痛みがある。これはかなりひどい火傷と感じた。痛みを和らげたいのだが、この時は夜。病院は開いていない。病院に行けるのは明朝だ。

ここで馬油を使うことにした。実家には、幼い頃から馬油があった。火傷の時に使う薬だった。私は実家を出てからも馬油を常備していたため、それを塗ることにした。患部にたっぷり目に塗り。ラップを巻いた。ラップを巻くのは温潤療法というものだ。どこかでいいと聞いたことがあり、それを思い出しので試した。正直、保冷剤を放すと患部がジリジリ痛み、馬油を塗ろうがラップを巻こうが、その痛みはかわらなかった。つらかった。こんなものでよいのだろうか、明朝まで耐えられるのだろうかと不安になった。

 

しかし数時間立つと少しだけ痛みはやわらいだ。それでも、患部を触らなくてもジリジリとした痛みがある。こんな火傷は初めてだった。その日はラップを巻いたまま寝た。

翌朝、痛みはなかった。患部に触れなければ痛みはない。もう病院に行かなくてもいいと判断した私は、その日は一日に数回馬油を患部に塗り、ラップやバンドエイドを巻いて過ごした。すると痛みどころか水ぶくれも小さくなった。2日程度馬油を付けたら水ぶくれは消え、あんなに痛かった火傷が嘘のようだ。1週間くらいは患部の皮膚がうっすら濃くなっていたが、3週間もすれば元通りになった。

 

私は「馬油の効果は絶大!」と感じた。

フェラーリワールドが楽しすぎる

10月にアラブ首長国連邦UAE)のドバイとアブダビに行った。フェラーリワールドはアブダビにあるのだが、これがものすごく楽しい。絶叫マシン好きにはたまらないアミューズメントパークだ。フェラーリワールドという名前の通り、車メーカーフェラーリがテーマとなっている。ただ、フェラーリに特に興味がなくても絶叫マシンは楽しめる。私は日本では富士急ハイランドのフジヤマが絶叫マシンとして気に入っていたが、フェラーリワールドの絶叫マシンはそれらを超えた気がする。

入場料金は年々上がっているとのことで、私が行ったときは一人295ディルハム(約8850円)だった。ディズニーリゾートより高い価格に驚いた。しかし、絶叫マシン好きとしては、この価格でも訪れる価値はあると思う。

施設はすべて屋内なので暑い日でも体力を心配せずに遊べる。ただし、アトラクションは外を走行するものが多いため、乗車中は外の暑さを感じることになる。この地域はほとんど雨が降らないので、雨の心配はない。

アトラクションはフォーミュラ・ロッサが一番人気でいろいろなところで口コミが書かれている。発車5秒後に時速240kmの速さに到達するのはすごい。乗る前にすべての荷物を預けカウンターに預けることになる。財布やスマホも。その後、全員ゴーグルを渡される。眼鏡をかけている方には、それ用のゴーグルを貸してくれる。乗車してバーをおろして、目の前の信号が赤から青に変わると発車する。その5秒後には時速240kmだ。日本の一般的なジェットコースターは、上に徐々に登って、最高地点からガーッと落ちるタイプだが、このフォーミュラ・ロッサは違う。富士急ハイランドのドドンパと同じ感じだ。ドドンパと異なるのは、その後の走行時間が長いこと。スタート直後の高速を売りにしているものの、その後のコースもおもしろいので本当に飽きない。

 

あと、私としてはフォーミュラ・ロッサと同じくらいおもしろかったのがフライング・エーシズ。これもジェットコースター。椅子に座るが、足もとに床がなくて足をブラブラさせる造りになっている。足元が何にも触れていないというのは、恐怖感が増すのでたのしい。走行中に一回転するのだが、ただの一回転ではなくレールがねじれているため、余計にたのしさが増している。こちらも乗車時間が長いのでたっぷり楽しめる。

 

ターボ・トラックもよかった。これはどの席に座るかによって恐怖感が異なる。乗ればわかるが、ぜひ複数回乗ってみてほしい。

 

私は上記3つのアトラクションを2回ずつ乗った。訪れたのは日曜だったが、夕方ごろだったせいか、一番長い待ち時間で45分。最後の2時間はほとんど並ばずに乗ることができた。ディズニーリゾートに比べれば待ち時間はうんと短くて済む。

アトラクションによっては追加料金が発生するので気を付けてほしい。また、ファストパスで乗れるチケットはさらに高い。休日の昼間ならそれなりに並ぶかもしれないが、それでもディズニーリゾートと比べると大したことはない。そのほかの時間帯ならそこまで並ばないので、ファストパスは不要だ。

 

ドバイは旅先としてそれなりに知名度があると思うが、アブダビはそうでもないように思う。しかし私はアブダビを勧めたい。フェラーリワールドが楽しすぎるから。

安愚楽牧場に出資しないかと誘われた話

ずいぶん昔のことになるが、安愚楽牧場に出資しないかと誘われたことがある。

あらかじめ断っておくと、この牧場は2011年に破産している。牛に出資して高額なリターンを得られると謳われていたが、最後は経営破綻して出資者たちは大損した。

 

私が誘われたのは2008年だったと思う。職場の先輩たちと飲んでいる時に誘われた。というか、「ずごくいいよ」「オススメだよ」と言われた。

牛に出資する、その牛が子どもを産んで、それを売って利益を出している。和牛だから高く売れる。BSEが問題になった時も何もダメージを受けなかった。年間の利回りがいいし、年間和牛数キロが送られてくるよ。

そんな話だったと思う。先輩たち数名はすでに安愚楽牧場に出資していて、銀行に預けるよりずっといい金利でお金が増えているという。おいしい和牛も送られてきたと言っていた。のちに破産する安愚楽牧場だが当時はそんな予兆はなく、彼らは純粋に善意で私に安愚楽牧場を紹介してくれていた。この時点で彼らは危ない商売だと微塵も感じていなかった。よかれと思って私に紹介してくれていたのだ。

当時の私は一瞬興味を持ったが、結局投資はしなかった。理由はふたつある。

ひとつめは「おいしい話には必ず裏がある」という母の言葉が頭の片隅にあったから。

しかしふたつめの理由の方が大きいだろう。ふたつめの理由は出資するほどまとまったお金を持っていなかったから。当時私は入社数年目だった。入社1年目に新車を購入し、その借金は2年目に完済したのだが、安愚楽牧場に誘われた時点での貯金はほとんどなかった。安愚楽牧場の出資は当時50万円からだったが、ハイリターンを得るには100万以上が必要だった。このころの私には、そのお金がなかったのだ。

そんなわけで、少し興味を持ったが、結局出資しなかった。

その数年後、安愚楽牧場は破綻してニュースになった。出資していた先輩たちは大損したらしかった。でも詳しくは聞けなかった。

 

投資話を持ってくる人の多くは、自分がいい思いをしているから善意や親切心で話し出す。聞き手は「この人は信頼できる人だ」「この人が私をだますわけがない」と思って信じてしまう。しかし、疑うべきは紹介者ではない、出資先そのものだ。紹介者自身は自分が実際にいい思いをしていて、だますつもりはなく紹介しているのだ。だから彼/彼女を疑っても何も出てこない。疑う相手を間違えると判断を誤る。

 

投資話を聞くときは目の前の話し手ではなく、その向こうにある投資先そのものを見極めよう。

首が痛い、原因は3日前のヨガだった

ヨガを始めた。そしたら首が猛烈に痛くなった。まさかこんなことになると思っていなかったから、最初はヨガと首の痛みの因果関係を認識できなかった。

だからこそ、ここに記しておこうと思う。

 

流れはこうだ。

ヨガ当日

人生で数回ヨガをしたことがある私は、数年ぶりに評判がいい先生のヨガレッスンを受講した。レッスンは1時間で、動き自体は特別きついものではなかった。ただ、数少ないヨガ経験と比べてあえてコメントするなら、先生はかなり丁寧に教えてくれた。一つ一つのポーズはどこに気を付けて、どこに力をいれて、どんな姿勢で行うべきかを丁寧に教えてくれた。手を肩の真下につくポーズの場合、少しでもずれていたら直された。だから簡単なポーズでもそれなりにきつく、効果を感じた。

ヨガを終えたときはしっとりと汗をかいていたが汗だくではなかったし、きつくて息が上がるようなこともなかった。少しの疲労感があるだけだった。

 

ヨガ翌日

じんわりとした筋肉痛があった。お尻と膝の上あたりに。日常生活で痛みを感じるほどではなく、じんわりとした筋肉痛だった。

 

ヨガ2日後

起床時に首に痛みを感じた。寝違えたような痛みだった。あまり気にせずに日常生活を送るが、徐々に痛みが強くなり、夕方には首を左右に動かすときに痛みを感じた。夜、洗髪する際に手が上がりにくく、湯を汲んだ桶を頭上に上げると痛みを感じた。寝違えたときの痛みがどんどん強くなっていた。それでもあまり気にすることなく就寝した。

 

ヨガ3日後

首と肩の痛みで起きれなかった。身体を起こそうとすると首と肩に激痛が走る。正確には睡眠中にも痛んでいてまともに寝れなかった。とにかく痛くて、頭を起こすことができなかった。仰向け状態から身体を横に倒すことができない。かといって仰向けのまま、腹筋を使って正面に起き上がることもできない。少しでも上半身を起こそうとすると首に激痛が走るのだ。

夫にアイスノンを持ってきてもらって肩と首を冷やした。しかし痛みはかわらなかった。起き上がれないという異常事態。慌ててお世話になっているマッサージ師にマッサージの予約を入れるよう夫に依頼した。以前右の太ももを筋断裂した際に(私は筋断裂というのを知らず、太ももが痛くて、全然治らなくて焦っていた)、そのマッサージ師に診ていただいたら適切なマッサージをしてくれた。だから翌日から回復していった。そんなわけで、今回もそのマッサージ師に診てもらいたかった。夫に頼んで連絡してもらったところ、土日にも関わらず、奇跡的に1時間だけ空きがあった。すぐに予約をした。この時私はまだベッドの上で、起き上がれていなかった。痛みに耐えながら、なんとか身体を右に向けて、そして頭を腕で押さえながら、激痛に耐えながら、ヒーヒー言いながら起き上がった。首の右側が痛い。右肩も痛い。腕も首も動かせない状況、ちょっと頭が動くと首に激痛が走る。

ネットで調べると四十肩の症状に少し似ていた。でも私は30代前半・・・・40歳より前に四十肩になる人はいると書いてあるけど、33歳で発症するだろうか。それとも何かやばい病気じゃないだろうか。私の肩は良くなることがあるのだろうか。一生このままだったらどうしよう。

そんな不安を抱えながらマッサージ師を訪れた。症状を伝えたところ、四十肩ではない、と断言された。四十肩は腕が上がらないのだ。しかし、私の右腕は上がる。左ほど自由に動かせないがちゃんと上がるのだ。痛みは首から来ていた。首が痛むから肩を動かしても痛いのだ。マッサージ師は今の痛みを10として、これから痛みが変わらず10か、8になったか、5なのか教えてほしいといい、私の右肩を抑えて痛みの度合いを尋ね、左肩を抑えて痛みの度合いを尋ね・・・というのを繰り返した。その結果、左の腰を抑えられた時が、痛みが一番軽減されていると私は感じた。

それが診察だった。

彼は私の体の状況を把握できたようで、あとはマッサージをしていくようだった。マッサージ台に横になるのも、頭を首で支えなければならないため、その時の私にとっては一苦労だが、彼は私の頭を支えてくれたし、そして何より、先ほど身体の数か所を抑えられただけで、少し痛みが軽減していた。不思議だ。

彼は、今の症状を「筋を違えている」と言った。寝違えているというのはあながち間違いではないらしい。しかし、私が人生で経験してきた「寝違え」とは程遠い激痛なのだ。これが単なる「寝違え」だとは思えない私。そこでマッサージを受けながら、3日前にヨガをしたことを伝えた。それが数年ぶりのヨガだったこと、翌日にお尻と膝の上に軽い筋肉痛があったこと。でもそれは以前体験したパワーヨガのあとの起き上がれないほどの全身筋肉痛に比べるとずっと軽かったこと。つまりは、ヨガはそんなに大きな影響を与えたとは思えないことを伝えた。

するとマッサージ師はこんな話をしてくれた。

 

身体がどこも歪んでない人はいないです。どこかしらみんな少しは歪んだりムリしたりしている。あなたは以前から反り腰でした。(それは私も認識している、でもなかなか直せない)身体はすべてのパーツがつながっているんです。それぞれのピースがつながっています。腰の筋肉、胸、肩、首・・・とね。あなたは反り腰で、腰の筋肉が理想的な状態ではなかった。でも全体としてはピースがぴったりはまっていたわけです。そんな時にヨガをして、筋肉が本来あるべき状態に近づこうとした。ヨガが効いている証拠です。でも筋肉の伸び縮みによって腰の筋肉が縮むと、他の筋肉も影響を受けます。それで数珠つなぎに影響を受けて、その結果、今は首の右側に痛みが出ています。左の腰の筋肉の変化が右の首に痛みとして表れています。身体ってそういうものなのです。基本的には自然治癒するものですが、痛みを抱えて生活するのは大変なので、痛みが和らぐようマッサージします。今日のマッサージで痛みがなくなるわけではないですが、ほっておくよりは早く回復すると思いますよ。

 

・・・・・・・・・

首の激痛の原因は3日前のヨガでした。身体にいいことをしたら、身体に効いたけど、身体がよくなる過程で痛みが出たというのです。理屈としては理解できるけど、なんだか不思議というか、にわかに信じがたい内容でした。でも理屈はわかるんです。バランスとれていたピースが、ヨガのせいで変形した。だから他のピースとのバランスが悪くなった。そして痛みとして表れた。頭ではわかるけどなんだか不思議な感じ。

 

しかしマッサージのあとは明らかに首の痛みが軽減されたし、マッサージ師がいうように、日に日に状態は改善されている。彼の見立てに間違いはないのだろう。

 

 

なお、太もももの筋断裂(肉離れ)のときも今回もそうだが、早く治すには以下を守るといいそう。

  • 扇風機やファンの風を浴びない(暑い時はエアコンを使う)
  • 糖質をなるべく摂らない
  • 飲酒しない
  • 冷やさない
  • よく寝る

 

パスポートは公文書

以前スイス旅行に行った時のこと。

私と母で添乗員付きツアーに参加していた。その日の行先はユングフラウヨッホ。登山電車で到着すると、1時間ほどの自由時間となる。その自由時間の前に、添乗員さんが集合場所と時間、そしていくつかの注意事項を話してくれた。

 

  • 高山病になるおそれがある。絶対に走らないこと。集合時間に遅れそうでも、慌てないこと。
  • もし気分が悪くなったらその場で休むこと。甘い物は高山病対策になるのでチョコレートなどはお勧め。
  • 記念スタンプはあらかじめ配られたスタンプ帳に押すと思うが、間違ってパスポートに押さないこと。パスポートは公文書なので、間違って記念スタンプを押したら無効となる。

私は最後の注意事項に驚いた。確かにスタンプ帳とパスポートがサイズ的に似ていて、間違えそうではあった。もし間違えたらパスポートが無効になる・・・それを聞いてぞっとした。私はそれまでパスポートが公文書という自覚がなかった。メモ帳とは思っていないが、とは言えうっかりスタンプを押したりしてもなんとかなる気がしてしまう。

しかし絶対にダメらしい。

その添乗員さんは、かつてそこでパスポートに押してしまった外国人(自分のツアー客ではない)を見た。押す前に気付いたら注意していたが、運悪く注意しようと思ったときは遅く、間に合わなかったという。

 

とにかくパスポートには手を加えないこと。これ重要。

 

意外と知らない人多いんじゃないかと思って書きました。

ベターホームの様子

私はベターホームに2年半通って5つのコースを受講しました。私自身のベターホームでの経験をご紹介します。通うか検討している方の参考になればと思います。

なお、ABCクッキングスタジオで体験講習をしたこともあるので、こちらも併せてご紹介します。

 

まずはじめに断っておくと、ベターホームとABCクッキングスタジオのどちらがいいとは言い切れません。どちらが自分に合うかが判断基準になると思います。

まずは、自分が料理教室に通うことの目的や理由を明確にしてみてください。

  • 料理の基本を身に付けたい
  • 料理の腕を上げたい
  • 友だちを作りたい
  • 何か趣味を作りたい
  • 婚活の一環
  • たまには健康的な食事をしたい
  • 気分転換
  • 暇つぶし

私自身は料理の基本を身に付けるという目的で通い始めましたが、周りには気分転換とか婚活の一環として通っている人もいました。

目的が明確になったら、どんな風に通いたいかイメージしてみてください。そこから作りたいメニュー、場所、頻度、教室の設備や先生の様子、どんな風に習いたいかなどを考えてみてください。

自分の希望がある程度見えていたら続きを読んでください。

 

ベターホームの仕様

  • 頻度 : 1コース月1回を(基本的に)12か月
  • 生徒数: 1クラス最大32名
  • 講師数: 1クラス講師1名、助手1名、マネージャ1名の3人体制
  • 流れ : 先生のデモンストレーション前半(説明しながら実践)→生徒の実習→先生のデモンストレーション後半→生徒の実習→会食
  • 進め方: 生徒は4人1グループで協力しながら調理する
  • 日程 : 通う日時は基本的には固定(第2土曜日の10:00~など)
  • 変更 : 他のクラスに空きがあればクラスの変更は可能
  • 振替 : 都合がつかず、受講できなかった月は翌年、翌々年まで振替可能
  • 講師 : 先生は一番若くて35歳、私が教わった先生の中には60歳を超えているかもしれない方も。全体的に先生の年齢は高め。
  • 生徒層: コースによって異なる。初心者コースは20代から30代前半、上級コースは年齢層が上がる。

ベターホームの授業は、家庭科の授業に似ています。

まず始めに挨拶があり、先生が前半のデモンストレーションを行います。このとき生徒全員は先生の近くに椅子を持って行って座り、先生のやり方を見ながら説明を聞きます。ここで質問する生徒はほとんどいません。

前半のデモンストレーションが終わると、先生の声掛けとともに生徒は自分のテーブルに移動して実習を始めます。

班ごとにテーブルがあり、同じ班のひとと協力しながらその日のメニューを作ります。メニューによって、ひとりずつ作るものと班のメンバーで作るものがあります。トンカツなら、一人一枚の肉を与えられ、自分の肉は自分で下処理して揚げることができます。一方で、例えば豚汁を作るとき、私がニンジンを切っている間にほかの人がゴボウを、また別の人が大根を切るということがあるので、この場合、私は豚汁のゴボウの切り方は実習できないままとなります。その日に習うメニューのすべての工程を実習することはできません。

不明な点があれば生徒同士声を掛け合います。それでも解決しない場合は先生に質問します。指導してくれる方は講師を含めて3名いますので、質問したいときはすぐに先生を捕まえることができます。

すべての班が前半の作業を終えると、簡単なお知らせがあります(新しい本の紹介だったり、この時期のおすすめ食材だったり、営業目的の内容もありますが、聞き流せばOKです)。

次に後半のデモンストレーションにうつります。生徒は再び椅子を持って前に集まります。先生の手際はよく、説明はわかりやすいです。先生の作業が見えるように上に鏡がありますので、少し離れて座っても見やすいです。

後半のデモンストレーションが終わったら後半の実習に移ります。

終わった班から会食です。

会食中に先生が各テーブルを回るので、質問したいことはその場で質問できます。

班のひとが食べ終わったらみんなで片付けて終了です。

メニューやコースによりますが、1回大体2時間半です。

 

私が思うベターホームのいい点

先生方が主婦のプロ

メニューは一般的なもので、めずらしい食材やこだわりの調味料を使うのではなく、基本的なもの、スーパーで買えるものでできます。

それらを基本的な調理器具を使って調理します。先生方は庶民的な感覚を持っていますので、余った食材をどのように保存して、どんな料理に使うかなども教えてくれます。

入会費や受講料が安い

入会費は3,240円で永年有効です。受講料はコースによって異なりますが。6回で25,000円前後です。

振替ができる

自分が本来出席すべき回に行けなくても振替が可能です。曜日や時間を変えられますし、校舎間の変更も可能です。例えば通常は銀座校に通っている方が、振替先を渋谷校にできます。

コースが豊富

和食、洋食&中華、など、料理ごとにコースが異なります。また、基礎だけではなくステップアップコースもあります。粉からつくるブランチ、野菜をおいしく食べる会など、こだわりのコースもあります。

 

 

ベターホームの特徴(人によってはデメリットに感じるかも)

最初から最後まで一人で作るわけではありません。ですから、教室で実習した後に自宅で復習しないと身に付きません。自分がすべての作業をしたわけではないので、早いうち復習しないと忘れてしまいます。

受講者と講師は、あくまで先生と生徒という関係です。友達のように仲良くわいわい実習する雰囲気はありません。受講者同士は適宜声を掛け合って協力しますが、先生と生徒は友達のような接し方ではありません。

振替はできますが、コースや地域によっては振替先が少ないです。例えば、開催数が多い和食基本技術の場合、ひと月で何度も開催されていますので、振替先の候補が多いです。また、首都圏にお住いの場合、銀座、渋谷、池袋、横浜、大宮、千葉など、振替先の候補が複数ありますが、中部地方の場合は名古屋校しかりません。また、開催数が少ないコースは振替候補が少ないです。土日は混んでいますので、教室が開催されても満席で振り替えられないこともあります。

 

 ABCクッキングスタジオとの比較

私はABCクッキングスタジオは、体験しかしたことがないのですが、生徒4人に一人の先生がつきます。二人一組で作業したり、ひとりずつ作業したりします。ベターホームのように先生のデモンストレーションと生徒の実習が分かれていません。先生が説明しながら生徒は横で進めていきます。先生方がベターホームより全体的に若いので、主婦のプロというより知り合いのお姉さんに教わっている、または友人に教わっているような感じです。隣について教えてくれるので、質問しやすいです。先生+生徒4名の合計5人は和気あいあい、友人のような感じになります。

校舎数はベターホームに比べて圧倒的に多いです。ガラス張りで外から見える造りになっていて、全体的にオシャレな雰囲気です。レシピなどもカラフルでかわいらしいファイルが提供されるようで、料理を楽しむ雰囲気作りがあります。

入会金、受講料ともにベターホームより高いです。コース数は少なめで、基礎コースの中に和食、洋食、中華が含まれています。